
タントのリア周りで意外と多いのが、テールランプカバーの破損です。うっかりぶつけてしまったり、経年劣化によって割れてしまったりすると、安全面だけでなく、車検にも影響を及ぼすことがあります。この記事では、タントのテールランプカバーが破損した時の値段が気になる方に向けて、修理や交換にかかる費用の目安から、自分でできる対応方法まで、幅広く解説します。
カバーが割れたまま走行を続けると、水やホコリが侵入して電球の不具合や配線トラブルの原因にもなります。また、カバーの色が正しく表示されないと、後続車への視認性が低下し、整備不良と判断されるおそれもあります。
純正部品の価格帯やディーラーでの交換費用に加え、中古パーツを活用してコストを抑える方法、タントカスタム特有の注意点も取り上げています。さらに、テールランプカバーの外し方や、自分で交換する際のポイントもわかりやすく解説していますので、初めての方でも参考になるはずです。
修理費用をできるだけ抑えたい方も、安全性を最優先にしたい方も、テールランプカバーの適切な対処法をこのページで確認してみてください。
タントのテールランプカバー破損時の値段目安

- テールランプカバーとは何か?
- タントのテールランプカバーの修理費用相場
- 修理費用の内訳と目安
- ディーラーでの交換費用
- 交換は自分でできる?
- 割れたまま走行のリスク
- 破損は車検に影響する?
テールランプカバーとは何か?

テールランプとは、自動車の後部に取り付けられているランプの総称で、主に後続車に対して車の存在や動きを知らせる役割を持っています。カバーは、そのテールランプを保護する外側の透明または赤・オレンジ色の樹脂製の部品です。
多くの車では、テールランプには複数の機能が一体化されています。例えば、夜間や悪天候時に点灯する尾灯(スモールランプ)、ブレーキを踏んだときに点灯する制動灯(ブレーキランプ)、進行方向を知らせるウインカー、後退時に点灯するバックランプなどが含まれます。
このとき、テールランプカバーは単なる外装ではありません。走行中に飛んでくる小石や砂、雨水、ホコリなどからランプ内部のLEDやバルブ、配線を守る重要な役割があります。また、ランプの色を正しく見せるためのフィルターとしても機能しています。赤いカバーがブレーキランプの赤い光を作り、オレンジのカバーがウインカーの色を作り出すといった仕組みです。
一方で、デザイン性という観点でもテールランプカバーは重視されており、車のリアビューにおける印象を大きく左右します。たとえば、タントカスタムのような車種では、LEDの配置やカバーの立体構造にこだわったモデルも見受けられます。
このように、テールランプとカバーは安全性と視認性、そしてデザインの3つの面で車にとって不可欠なパーツであると言えるでしょう。
タントのテールランプカバーの修理費用相場

タントのテールランプカバーを修理する際の費用は、破損の程度や修理方法によって大きく変わります。軽いひび割れなら補修で済むこともありますが、大きく割れている場合は交換が必要です。
軽度なひび割れなどであれば、カー用品店で販売されている補修用テープや接着剤を使用することで、数千円以内に抑えられるケースもあります。整備工場に依頼しても、5,000円前後で対応してもらえることが多いです。
ただし、カバーが完全に割れていたり、内部まで損傷している場合にはテールランプユニット全体の交換が必要になります。純正品を使った場合、部品代だけで1万~2万円程度、工賃を含めると15,000円~25,000円ほどが一般的な相場です。
また、中古部品を使えば費用を抑えることも可能です。中古のテールランプユニットは、状態にもよりますが5,000円~10,000円前後で入手できることがあります。
ここで注意しておきたいのは、これらの費用は片側(右または左)のみの金額という点です。左右両方の交換が必要な場合は、単純に2倍のコストがかかると考えておくと良いでしょう。
このように、破損状況と選ぶ修理方法によって出費に大きな差が出ます。状況に合わせて適切な対応を検討することが重要です。
修理費用の内訳と純正部品の価格目安

タントのテールランプに不具合が起きた場合、その修理費用はどの部分にトラブルがあるかによって大きく異なります。軽度な修理で済むケースもあれば、部品の構造上、ユニット全体を交換しなければならない場合もあるため、状況を正確に把握することが重要です。
例えば、「電球が点灯しない」という症状はよくあるトラブルの一つです。白熱球タイプであれば部品代は500円前後、工賃を含めても1,000〜2,000円程度で済む軽微な修理です。ただし、LEDが内蔵されたタイプのタントでは、電球だけを交換できない構造になっていることが多く、その場合はテールランプユニットごと交換する必要があります。
この「ユニット交換」が必要なケースでは、費用が大きく変わってきます。とくに純正部品を使う場合、片側1万5,000〜2万5,000円程度が相場です。これは部品代のみの価格であり、取り付け工賃としてさらに2,000〜5,000円が加算されるため、トータルでは片側2万〜3万円程度になるのが一般的です。
なお、タントカスタムのような上位グレードやLED仕様のモデルでは価格がさらに高騰する傾向があります。ユニット自体が高価なうえ、構造が複雑なため、作業工賃もやや高くなる可能性があります。
一方で、費用を抑えたい場合は中古部品の活用が有効です。状態の良い中古ユニットが見つかれば、部品代を5,000〜10,000円程度に抑えられることもあります。ただし、経年劣化や内部の見えないダメージがある可能性もあるため、信頼できる業者から購入するのが基本です。
また、修理費用は片側のみの目安です。左右両方を交換する場合は、当然ながらその倍の費用がかかることになります。特に見た目を揃えるために左右を同時交換する方も多く、その場合は4万〜6万円ほどの予算を想定しておくと良いでしょう。
このように、タントのテールランプ修理は軽微な電球交換から高額なユニット交換まで幅広く、部品の種類や修理方法によって費用が大きく変動します。安全性や車検の観点からも、不具合に気づいた段階で早めに専門業者に相談するのが賢明です。また、純正品にこだわる場合は、ディーラーでの見積もりを一度取得しておくと安心でしょう。
ディーラーでの交換費用

ディーラーでタントのテールランプカバーを交換する場合、費用はやや高めになる傾向があります。理由は、正規品パーツの使用と、整備士による確実な作業が提供されるためです。
まず、部品代(カバー単体またはユニット一式)は、車種や年式により異なりますが、15,000円〜25,000円程度が一般的な目安です。特に、タントカスタムなどのグレードでLED仕様の場合は、ユニット単位での交換となり価格が高くなることがあります。
次に、作業工賃ですが、こちらもディーラーは高めに設定されており、おおよそ3,000円〜5,000円前後が相場です。合計すると、片側の交換で20,000円〜30,000円ほどかかるケースが多くなります。
また、ディーラーでは社外品の持ち込み交換を断られる場合もあるため、全体の費用は新品正規パーツに依存する点も見逃せません。安く済ませたい場合は、カー用品店や一般整備工場の方が融通が利くこともあります。
一方で、ディーラーのメリットは純正部品による高い信頼性と、整備保証が受けられる安心感です。安全性を最優先に考えるのであれば、多少の出費は納得のいく選択肢と言えるでしょう。
このように、費用は高めでも品質と信頼性を重視したい場合、ディーラーでの交換は有力な選択肢となります。
交換は自分でできる?

タントのテールランプカバー交換は、工具と作業スペースがあれば自分でも対応可能です。専門知識がなくても、手順を守れば難易度はそれほど高くありません。
まず確認したいのは、交換対象の部品が「カバーのみ」で済むのか、それとも「ユニット一式」なのかという点です。タントの場合、特に後期モデルやLED仕様車では、カバーだけの交換ができず、ユニット全体を取り外す必要があるケースが多くなっています。
作業内容は次のような流れです。
- 車内のトランク側から内張りをはがす
- テールランプを固定しているボルトを外す
- 配線カプラーを抜き、ユニットを取り外す
- 新品に差し替えて逆の手順で戻す
必要な工具は、プラスドライバー、ソケットレンチ、内張りはがし用工具などです。一式を揃えると、1,500円〜3,000円程度の出費で済みます。
ただし注意点もあります。取り外し時に爪や配線を無理に引っ張ると破損の恐れがあるため、慎重な作業が求められます。また、取り付け後には点灯確認を必ず行うようにしましょう。電球の接触不良やカプラーの挿し忘れによる点灯不良は意外と多く見られます。
このように、自分で交換すれば工賃がかからず費用を抑えられるというメリットがあります。一方で、作業に不安がある場合は、カー用品店や整備工場に依頼した方が安心です。自信の有無や道具の有無によって、適切な方法を選ぶようにしましょう。
割れたまま走行のリスク

タントのテールランプカバーが割れたまま走行すると、整備不良として違反になる可能性があり、非常に危険です。たとえランプが点灯していても、カバーが破損しているだけで違反の対象になります。
まず、テールランプのカバーには、水やホコリの侵入を防ぐ役割があります。カバーが割れていると、そこから雨水が入り、内部の配線やLEDユニットがショートする恐れがあります。結果として、ブレーキランプやウインカーが点灯しなくなるトラブルに繋がる可能性もあるのです。
さらに、カバーが割れたままの状態では、光の色が正しく表示されない場合があります。たとえば赤色が不十分な状態で白っぽい光が漏れていると、後続車が「ブレーキをかけている」と認識できず、追突事故の原因になりかねません。
法律面でも見逃せません。道路交通法では、尾灯(テールランプ)の不備は整備不良と見なされ、違反点数1点と反則金(普通車で7,000円)が科される対象となります。車検も通りませんし、万が一事故が起きた場合、整備不良を問われて過失が重くなるリスクも考えられます。
このように、カバーの破損は「走れるから大丈夫」と軽く考えるべきではありません。応急処置(テープで補修など)をしたうえで、なるべく早く修理や交換を行うことが重要です。安全性を守るためにも、破損に気付いたらすぐに対処する意識が必要です。
破損は車検に影響する?

タントのテールランプが破損している状態では、車検に通らない可能性が非常に高くなります。これは、保安基準に適合していないと判断されるためです。
まず、車検ではテールランプの機能だけでなく、外観や光の色、点灯状態なども厳しくチェックされます。ランプが点灯していたとしても、カバーが割れていると「光が正確に発せられない」「内部が露出して危険」とみなされ、不合格となることがあります。
特に問題になるのが、「白い光が後方に漏れる」ケースです。ブレーキランプは赤、ウインカーは橙色など、法定の色が守られていないと整備不良扱いになるためです。カバーの割れによって色の見え方が変わる場合、これも検査ではマイナス要素とされます。
また、テールランプのひび割れや穴あきによって、水やゴミが内部に入りやすくなる状態もNGです。内部が腐食すれば、後々さらなる不具合を招くため、車検では未然に防ごうとするチェックが入ります。
そのため、もし破損を確認したら、「とりあえず応急処置」ではなく、車検前には確実に交換か修理を済ませておくことが重要です。軽微なヒビであっても、検査員によっては不合格と判断されるケースもあります。
車検をスムーズに通すためには、見た目だけでなく、実際の点灯状態・光の広がり・防水性まで考慮したメンテナンスが求められます。破損したまま放置せず、早めの対処を心がけましょう。
タントのテールランプカバー破損の交換対応方法

- 中古は使えるのか
- 外し方と交換手順の詳細
- 交換はどこに頼むべきか
- タントカスタムのテールランプの修理注意点
- 破損時の修理の選択肢
- 交換にかかる日数と注意点
中古は使えるのか

タントのテールランプカバーに関しては、中古品を使うことも十分に可能です。特にコストを抑えたい場合や、すでに生産終了している部品を探す際には有効な選択肢となります。
まず確認すべきなのは、適合性と状態の良さです。同じタントでも型式(例:LA600SやLA650S)や年式によってテールランプの形状や固定方式が異なります。そのため、部品番号や適合表を参考に、使用中の車に合ったカバーを選ぶことが大切です。
中古品はカー用品店や中古パーツ専門店、ネットオークションなどで購入できます。ヤフオクやメルカリなどでは、状態の良い純正品が安く手に入ることもあり、新品より半額以下になることも珍しくありません。
ただし、注意点もあります。中古品はすでに使用されているため、目に見えないヒビや劣化、変色、密閉性の低下がある場合があります。とくにレンズの透明度が落ちていると、光量不足と判断されることもあり、車検で不合格となる可能性もゼロではありません。
また、購入後の取り付けは自己責任となるため、取り付けに自信がない場合は整備工場に依頼するのが安心です。その際、工賃は別途かかりますが、作業の確実性を優先したい方にはおすすめです。
このように、中古のテールランプカバーは「価格を抑えつつ純正品に近い部品を入手したい」と考える方にとって、実用的な選択肢になります。ただし、状態と適合確認をしっかり行うことが前提となります。
外し方と交換手順の詳細

タントのテールランプカバーを交換する際には、正しい手順と必要な工具を知っておくことが重要です。誤った方法で作業を行うと、カバーだけでなく周囲のボディや配線を傷つける可能性があるため、落ち着いて丁寧に作業することが求められます。
まず、作業を始める前に準備しておくべき工具は以下の通りです。
- プラスドライバー
- ソケットレンチ(10mmが一般的)
- 内張りはがし(なくても作業は可能ですが、あると便利)
- 軍手(ケガ防止)
- 新しいテールランプユニットまたはカバー
手順は次のようになります。
1.トランクを開け、内側の内装カバーを外す
テールランプユニットの取り付けネジは車内側にあることが多いため、まずは内装カバーを外します。クリップやピンで固定されている場合があるため、破損しないよう慎重に外しましょう。
2.固定ボルトを外す
テールランプユニットを固定しているネジまたはボルトをドライバーやレンチで取り外します。ネジを落とさないように注意しながら作業してください。
3.ユニットを引き抜く
固定が外れたら、テールランプユニットを車体からそっと引き抜きます。ゴムパッキンやピンで軽く固定されていることもあるため、無理に力を入れず、ゆっくり外します。
4.配線カプラーを外す
テールランプの配線をつないでいるカプラーを外します。このとき、爪の位置を確認しながら、押して引き抜くようにするとスムーズです。
5.新しい部品を取り付ける
配線カプラーを新しいユニットに接続し、元の位置に差し込みます。あとは逆の手順でボルトを締め直し、内装カバーを戻せば作業完了です。
この一連の作業は、慣れていれば30分程度で完了することもありますが、初めての方は1時間ほど余裕を見ておくと安心です。
なお、交換後には正常に点灯するか必ず確認してください。接触不良やカプラーの挿し忘れがないかも見ておきましょう。
このように、手順を守ればタントのテールランプカバーはDIYでも交換可能です。ただし、不安がある場合は無理せず専門業者に依頼するのが安全です。
交換はどこに頼むべきか

タントのテールランプ交換を依頼する場所としては、主にディーラー、カー用品店(例:オートバックスなど)、町の整備工場の3つがあります。それぞれに特徴があるため、ニーズに合わせて選ぶことが重要です。
まず、安心感を重視するならディーラーがおすすめです。純正部品を取り扱っており、作業もメーカー指定の整備士が担当するため品質や安全性に信頼があります。ただし、費用は高めで、社外品や中古部品の持ち込みには対応していないケースも多く見られます。
次に、費用を抑えたい場合はカー用品店や整備工場が選択肢になります。オートバックスやイエローハットなどの量販店では、事前予約をすれば短時間で交換作業をしてもらえることが一般的です。持ち込み部品に対応している店舗も多く、工賃はディーラーよりも安価です。
町の整備工場は、柔軟な対応と価格のバランスが取れている点が魅力です。中古部品を探してくれることもあり、予算に応じた提案をしてくれるケースもあります。近隣に信頼できる工場があれば、直接相談してみるのも良いでしょう。
一方で、絶対に避けたいのは無資格の作業者や信頼性の低い業者に任せることです。テールランプは安全性に関わる重要なパーツのため、取り付けに不備があると車検不合格や事故の原因にもなります。
このように、タントのテールランプ交換は「費用」「信頼性」「対応の柔軟さ」といった観点から、あなたにとって最適な依頼先を選ぶことが大切です。迷った場合は、見積もりを複数取って比較するのも良い方法です。
タントカスタムのテールランプの修理注意点

タントカスタムのテールランプを修理する際には、標準モデルと異なる設計に注意が必要です。特にカスタムグレードでは、見た目のデザイン性やLED仕様などが加わっているため、部品の構造や交換方法が若干複雑になっています。
まず重要なのは、カスタム専用のテールランプを使っているかどうかの確認です。タントとタントカスタムではテールランプの形状が異なることがあり、部品を注文する際に型式や年式、グレードを正確に伝えることが求められます。汎用品や標準モデルの部品では合わない場合も多いため、純正品か適合確認済みの部品を選ぶことが基本です。
次に、LEDユニットが組み込まれているかどうかも修理方法に影響します。タントカスタムではリアランプがLED一体型になっているケースが多く、内部の電球だけ交換することができない仕様も存在します。そのため、カバーの破損や一部のライトが点灯しないといった不具合でも、テールランプ全体をまるごと交換しなければならないことがあるのです。
さらに、外観の損傷が車検に影響することにも注意が必要です。LEDの発光部分にキズや割れがあると、光量不足や拡散不良が生じ、安全基準を満たさなくなる場合があります。修理後にきちんと点灯テストを行い、点灯範囲や光の色が正常であるかを必ず確認してください。
また、カスタム系のテールランプはデザイン性が高く、中古市場でも人気があるため部品代が割高になる傾向があります。予算に限りがある場合は、中古部品を探す際も早めの行動がポイントです。
このように、タントカスタムのテールランプ修理では、「グレード専用設計」「LED仕様」「部品の流通状況」といった複数の点を踏まえながら進めることが大切です。少しでも不安がある場合は、部品選定から取り付けまでプロに相談すると安心です。
破損時の修理の選択肢

テールランプカバーが破損した場合、修理の方法は大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
まずひとつ目は、「カバーの補修で済ませる方法」です。ヒビや小さな割れであれば、専用の接着剤や補修テープを使って一時的に対処することができます。赤や透明のテール補修テープを使うことで、光の色や視認性をある程度保つことが可能です。とはいえ、あくまで応急処置にすぎないため、長期的にはおすすめできません。
次に挙げられるのは、「テールランプユニットごとの交換」です。多くの車種では、カバー単体では部品供給されておらず、内部の配線や電球・LEDが組み込まれたテールランプ全体の交換となるケースが一般的です。この場合、純正品や社外品を選ぶことができ、選択肢が広がります。特に社外品はデザイン性に優れたものや価格が抑えられたものもあり、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。
3つ目の選択肢は、「中古部品での対応」です。解体車両から取り外されたパーツがオークションサイトや中古パーツ店で販売されており、純正品よりも安価に入手できることが多いです。特にタントのような流通量の多い車種であれば、状態の良い中古品が見つかる可能性も高くなります。ただし、経年劣化や内部にダメージがある可能性もあるため、購入時は写真や説明をしっかり確認しましょう。
このように、破損の程度や予算、仕上がりの希望に応じて、補修・交換・中古活用の3つの方法から選ぶのが一般的です。どの方法を選ぶにせよ、安全性と法令順守の観点から、できるだけ早めに対応することが求められます。
交換にかかる日数と注意点

テールランプカバーの交換にかかる日数は、部品の在庫状況と交換作業の予約状況によって異なります。部品が手元にあり、交換作業の予約がすぐ取れれば、作業時間自体は30分〜1時間程度で完了することがほとんどです。
一方で、ディーラーやカー用品店に部品の在庫がない場合は、取り寄せに数日〜1週間ほどかかるケースもあります。特に純正部品を指定したり、年式の古い車種や特殊グレード(例:タントカスタム)の場合は、在庫が限られていることもあるため、事前の確認が重要です。
また、注意点としては以下の点が挙げられます。
- 作業予約の混雑
オートバックスなどの量販店では、週末や繁忙期は予約が埋まりやすく、即日対応が難しい場合もあります。あらかじめ電話やWebで予約状況を確認しておくとスムーズです。 - 持ち込み部品の対応可否
安く済ませたい場合は中古品やネット購入品を使う手もありますが、持ち込みに対応していない店舗もあるため注意が必要です。また、持ち込みの場合は工賃が割高になる傾向があります。 - 車検や法的条件の確認
カバー交換後の状態が法令に適合していない場合(例:光量不足や光色の不適合)、車検に通らない可能性もあるため、純正品または車検対応品を選ぶことが安心につながります。 - 点灯確認を忘れずに
交換後は必ずブレーキランプ・ウインカー・バックランプが正しく点灯しているか確認することが大切です。カプラーの接続不良やバルブのずれがあると、再度作業が必要になることもあります。
このように、テールランプカバーの交換は早ければ当日中に完了しますが、部品手配や店舗の混雑状況によって日数が延びることもあるため、余裕をもって準備することが大切です。特に車検前や通勤で車を日常的に使う方は、スケジュールに余裕をもって対応しましょう。
タントのテールランプカバーが破損した時の値段についてをまとめ
記事のポイントをまとめます。
- テールランプカバーは安全性と視認性を保つ重要なパーツ
- カバーの破損は走行中の水やホコリの侵入リスクを高める
- 軽度のヒビであれば補修テープで一時的な対応が可能
- 完全に割れた場合はカバー単体での修理は難しくユニット交換が多い
- 純正部品のユニットは片側15,000〜25,000円が相場
- ディーラー交換は工賃含めて片側2〜3万円ほどになる
- LED一体型の車種では電球だけの交換ができない仕様もある
- 電球交換だけなら1,000〜2,000円程度と安価で済む
- 中古ユニットを活用すれば費用を5,000〜10,000円に抑えられる可能性がある
- 修理費用は基本的に片側価格なので両側なら倍額が必要
- 自分で交換する場合、必要な工具と手順を守ればDIYも可能
- テールランプカバーが破損していると車検に通らないことがある
- 割れたカバーでは正しい光の色が出ず整備不良扱いになる
- 修理依頼先はディーラー・カー用品店・整備工場の3択が主流
- タントカスタムは部品形状やLED仕様に注意が必要で修理費が高くなりがち