
タントはフルフラットできないのか?また、タントの後部座席の倒し方がわからず困っているという方も多いのではないでしょうか。この記事では、現行の新型タントをはじめ、過去モデルであるla600sやl375、さらにアウトドア志向で人気のファンクロスまで、各モデルのフルフラット性能や後部座席の倒し方について詳しく解説していきます。
特に注目すべきは、フラット化したときの寸法や、車中泊に使える実用性がどの程度なのかという点です。また、座席を倒す際に知っておきたいリクライニングレバーの位置や、スライド機構、シートの格納方法についてもわかりやすくまとめています。
タントのシートアレンジにはモデルごとに微妙な違いがあり、それを知らずに操作すると「思ったように倒れない」「スペースが足りない」と感じることもあります。この記事を読むことで、各モデルの特徴を理解し、最適なフルフラットの方法を身につけることができるでしょう。車中泊や荷物の積載を快適にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
タントはフルフラットできない?後部座席の倒し方は?

- 新型タントのフルフラットの仕様とは?
- フルフラットの寸法を解説
- la600sのフルフラットや倒し方の注意点
- l375のフルフラットは可能か?
- ファンクロスはフルフラットできるのか?
- 後部座席のリクライニングレバーの場所
- タントの主なスペック
新型タントのフルフラットの仕様とは?

新型タントでは、シートアレンジによってほぼフルフラットに近い状態まで後部座席を倒すことができます。完全な水平になるわけではありませんが、日常使いやちょっとした荷物の積載には十分なレベルです。
その理由は、リアシートに「リクライニング機能」や「左右分割可倒式」が採用されており、シートを倒した際に段差が出にくいように設計されているためです。また、荷室内の段差を少なくするための可動式の床板も一部グレードに装備されています。
例えば、後席を前にスライドさせて背もたれを倒すと、助手席も含めて長尺物を積み込めるスペースが生まれます。スキー板やサーフボード、長めの家具なども収納できるサイズです。
ただし、完全なフラットにはならない点には注意が必要です。シートと荷室の接合部分に若干の段差や傾斜が残るため、車中泊や仮眠でフラットな床を求める場合はマットなどを敷くと快適に過ごせます。
このように、新型タントは限られた軽自動車のスペースでありながら、工夫されたシート設計によって使い勝手の良いラゲッジ空間を実現しています。積載性と実用性を両立した設計は、ファミリー層を中心に高く評価されています。
フルフラットの寸法を解説

タントをフルフラットに近い状態へシートアレンジしたときの寸法は、車中泊や荷物の積載を考えるうえで非常に重要な情報です。ここでは、実際に活用できるスペースの長さや高さについて、具体的に説明します。
まず、車内の最大の室内長は約2,180mmです。ただし、全体が平らになるわけではなく、シート配置によってフラットになるのは最大でおよそ1,500mm程度です。これは、後部座席を前方にスライドさせて背もたれを倒し、さらに助手席もフルフラットにしたときに確保できる長さです。
運転席に関しては、構造上、助手席のように前方へ完全に倒すことはできません。ただし、後部座席とつながるように倒すことは可能です。そのため、空間に一体感が生まれ、車中泊時に圧迫感を抑えられるという利点もあります。
荷室の開口部高さは約1,000mmを超え、荷室フロアの高さは約580mmと低めです。これにより、荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。荷室幅はおよそ1,007mmあり、大きな荷物でもしっかり載せられます。
このように、タントのフラットスペースは軽自動車としては非常に広く設計されており、工夫次第で大人が寝転がる空間としても活用できます。段差が残る部分にはマットを敷くなどして対策をすれば、快適に車中泊を楽しむことができるでしょう。
la600sのフルフラットや倒し方の注意点

タント la600sは、2013年から2019年に販売されていた3代目モデルで、シートアレンジの自由度が高く、荷物の積載や簡易な車中泊にも対応できる軽自動車です。ただし、フルフラット化やシートの倒し方にはいくつかの注意点があります。
まず、la600sでは後部座席に左右分割のスライド・リクライニング機能が備わっており、背もたれを前方に倒すことでフラットに近い状態をつくることができます。さらに、助手席を前に大きく倒すことも可能なため、後席と組み合わせれば1,500mm前後のスペースが確保できます。
ただ、完全なフルフラットにはならず、シートの折りたたみ部分に段差が残る点は理解しておく必要があります。特に硬めの荷物を積んだり、マットを敷かずに寝転がると快適性が損なわれる可能性があります。車中泊を想定して使う場合には、段差を埋めるマットや板を活用すると良いでしょう。
また、シートの倒し方にもポイントがあります。リアシートを倒すレバーは車内側だけでなく、荷室側にもあるため、スムーズに倒すためには操作場所を確認しておくと便利です。ただし、スライド操作はリアドア側からしかできない仕様となっています。
このように、タント la600sは日常使いでも使い勝手の良いモデルですが、シートアレンジを行う際には倒れる角度や段差の有無、操作箇所などに注意を払うことで、より快適に使いこなすことができます。
l375のフルフラットは可能か?

タント l375は、2007年から2013年まで販売されていた2代目モデルで、現在でも中古車市場で根強い人気があります。このモデルでもシートアレンジによってある程度フラットな空間を作ることは可能ですが、完全なフルフラットにはなりません。
l375のシート構造はシンプルで、後部座席は左右分割可倒式となっており、背もたれを前に倒すことで荷室とつなげるレイアウトができます。また、助手席も前方に倒すことができるため、工夫次第で長尺物を積載するスペースを確保できます。
ただし、前後のシートを倒しても段差や傾斜が残るため、就寝スペースとして使うには向いていないケースが多いです。特に運転席はリクライニング角度が限られているため、後席との高さが合わず、つなげたときにガタつきが発生することがあります。
このような場合、段差を埋めるマットや自作のフラットボードなどを使うことで、より快適な空間に近づけることはできます。ただし、元々が車中泊向けに設計された車ではないため、快適性を求めるなら現行モデルや専用の車中泊グッズの利用も検討した方が良いでしょう。
また、古いモデルゆえにシートのスライド機能が今のタントほど柔軟ではなく、動作もやや固くなっているケースがあります。操作時は無理に力を加えず、必要であれば可動部に注油するなどして慎重に扱うことをおすすめします。
以上のように、タント l375でもある程度のフラットスペースは作れますが、「本格的なフルフラット」という観点では制限があることを理解しておくことが大切です。
ファンクロスはフルフラットできるのか?

タント ファンクロスは、アウトドア志向のユーザー向けにデザインされた特別仕様モデルで、機能性や実用性の高さが特徴です。では、このモデルでシートをフルフラットにできるのかという点ですが、一定のアレンジによって「ほぼフルフラット」に近い状態を作ることが可能です。
まず、ファンクロスでもベースとなっている現行型タントと同様に、助手席を前方へ大きく倒すことができる構造が採用されています。これに加えて、後部座席にはリクライニングやスライド機能が備わっているため、前後のシートを組み合わせれば、長尺の荷物や寝具を敷けるような空間を確保できます。
ただし、注意すべき点として、完全なフルフラットにはなりません。特に、シートと荷室の間に若干の段差や傾斜が残ることがあるため、そのまま寝ると体が沈んだり違和感を覚える場合があります。車中泊を快適にするには、段差解消マットやクッションを使うことが有効です。
また、アウトドアを意識した装備が充実しているとはいえ、ファンクロス専用のフルフラットモードや特殊な寝台機構があるわけではありません。そのため、シートアレンジは他のグレードと基本的に共通の機能になります。
このように、タント ファンクロスでもしっかりとシートを倒してスペースを確保すれば、大人1人が横になれる程度の「実用的なフルフラット風レイアウト」は可能です。車中泊や休憩スペースとしての活用も十分視野に入るでしょう。
後部座席のリクライニングレバーの場所

タントの後部座席をリクライニングさせたい場合、リクライニングレバーの位置を正しく把握しておくことが重要です。レバーの位置はモデルによってやや異なるものの、基本的には共通した場所に配置されています。
最も一般的な配置は、後部座席の背もたれ上部、ヘッドレストのすぐ横あたりです。黒色の小さなレバーやスイッチが付いており、それを上に引くことで背もたれの角度を調整できます。レバーは目立ちにくく、初めて使う人は見落としがちなので、座席の横や後方を丁寧に確認するのがポイントです。
また、一部の年式やグレードによっては、リアドア側に操作用の取っ手やストラップが付いていることもあります。これはドアを開けた状態でアクセスしやすくするための配慮で、買い物袋を載せるときやチャイルドシートの調整時などに便利です。
注意すべきなのは、力を入れすぎるとレバーが破損するリスクがある点です。スムーズに動かないときは、体重をシートにかけながらゆっくり操作することが推奨されます。特に新車時より動きが固くなっている中古車では、慎重な扱いが必要です。
もしリクライニングレバーが見つからない場合は、取扱説明書を確認するか、販売店に問い合わせるのが確実です。モデルや年式によって操作方法が異なることもあるため、無理に力を加えず正しい方法で調整するようにしましょう。
このように、リクライニングレバーの場所を把握しておくことで、後部座席の快適性を大きく向上させることができます。ちょっとしたコツを知っているだけで、日常の使い勝手も変わってきます。
タントの主なスペック

タントのモデル別の主なスペックを以下の表にまとめています。
車名 | グレード | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費(WLTC) | サイズ(全長×全幅×全高 mm) | タイヤサイズ | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイハツ タント | X | 6BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約21.2km/L | 3,395×1,475×1,755 | 155/65R14 | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントカスタム | RS | 5BA-LA660S | 660cc(ターボ) | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約20.0km/L | 3,395×1,475×1,755 | 165/55R15 | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントファンクロス | ファンクロス | 5BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約20.2km/L | 3,395×1,475×1,780 | 165/60R15 | DAIHATSU公式 |
タントはフルフラットできない?後部座席の倒し方について深掘り

- 後部座席の正しい格納の手順
- 後部座席の倒し方のコツ
- 運転席や助手席のフラットにするやり方もチェック
- フルフラットで車中泊できる?
- スライドできないときの対処法
後部座席の正しい格納の手順

タントの後部座席は、荷室スペースを広げたり、長尺物を積載したりする際に便利な「格納機能」が備わっています。特に現行モデルや3代目(LA600S)以降では、ワンモーションで簡単に格納できる仕組みが採用されています。ただし、正しく操作しないと動かないこともあるため、ここでは基本的な格納の手順をわかりやすく解説します。
まず初めに、リアシートの背もたれを倒す準備をします。座席の側面または背面にあるレバーを見つけ、上方向に引き上げながら背もたれを前に倒してください。車種によっては、背もたれの上部(ヘッドレスト横)にリクライニング兼格納レバーがある場合もあります。
次に、座面を前方に持ち上げる動作に移ります。一部のグレードでは、背もたれを倒すと自動的に座面が連動して跳ね上がりますが、別途操作が必要な場合もあります。座面下にあるハンドルやストラップを軽く引き上げることで、座面が前方へ折りたたまれる構造になっています。
その後、背もたれを完全に前に倒すことで、フロアと一体化するように収納されるのが一般的な仕組みです。この状態になると、荷室とフラットに近い床面が形成され、自転車や大きめのスーツケースなども載せやすくなります。
なお、シートを元に戻す際は、座面をしっかり固定し直すことが重要です。半端な位置でロックがかかってしまうと、ガタついたり再格納時にスムーズに動かないことがあります。必ず「カチッ」と音がするまで押し込んでください。
ちなみに、後部座席の格納は車内側と荷室側の両方から操作できるモデルが多いため、使用シーンに応じて使い分けると便利です。
このように、タントの後部座席を正しく格納することで、収納性や車内空間の使い勝手が大きく向上します。力任せに操作せず、各レバーの動作や連動構造を理解して丁寧に扱うことが、長く快適に使うためのポイントです。
後部座席の倒し方のコツ

新型タント(4代目モデル・LA650S/LA660S系)の後部座席は、多彩なシートアレンジが可能で、背もたれを倒して荷室スペースを拡張する使い方も非常に便利です。ただし、スムーズに倒すためにはいくつかのコツがあります。操作に戸惑う方も少なくないため、ここでは基本の流れと注意点をわかりやすくまとめます。
まず確認したいのは、倒すための操作レバーの場所です。新型タントのリアシートは左右独立式で、それぞれの背もたれ上部、または横側にあるレバーを操作することでリクライニングや格納ができます。レバーは黒く目立ちにくいため、手探りではなく目視で確認すると見つけやすいです。
倒すときのコツは、レバーを引きながら体重を後ろへかけることです。単にレバーを引いただけでは動かないこともありますが、背中で軽く押すようにすれば、スムーズに背もたれが前方へ倒れます。動きが固いと感じたときは、無理に力を入れるのではなく、ゆっくり少しずつ角度を変えていくのがポイントです。
さらに、荷室側からも倒せる設計になっている点も活用しましょう。リアゲートを開けた状態で荷室側から背もたれのレバーを引けば、荷物を積む前に素早くフラットスペースを作ることができます。買い物やアウトドア時にはとても重宝する機能です。
倒した後に段差が気になる場合は、専用のマットやクッションで床面を均すと快適性が向上します。純正や市販品でもぴったり合うものがあり、車中泊や長距離移動の際に便利です。
このように、新型タントの後部座席を倒す際は、レバーの位置と体の使い方を理解しておくことで、誰でもスムーズに操作できます。初めて使うときは慎重に手順を確認しながら行うと、安全かつ効率的です。
運転席や助手席のフラットにするやり方もチェック

タントは後部座席だけでなく、前席のシートアレンジでも実用性が高く、荷室拡張や車中泊といった用途にも対応できます。特に助手席は前方に倒せる構造になっており、後席と組み合わせれば大人が横になれるスペースをつくることも可能です。ここでは、運転席・助手席をフラットにする方法と注意点を解説します。
まず、助手席をフラットにする手順から見ていきましょう。新型タントでは、助手席の背もたれを前方に大きく倒すことで、ほぼ水平に近い状態にできます。操作は簡単で、助手席側のリクライニングレバーを引きながら前に大きく倒すだけです。このとき、座面を一緒に少し持ち上げるようにすると、よりスムーズに動かすことができます。
次に、運転席をフラットにしたい場合ですが、こちらは構造上、助手席ほど倒すことはできません。背もたれを後ろにリクライニングさせることで角度をつけることは可能ですが、完全なフルフラットにはなりません。ただし、後席との高さがうまくつながるように調整すれば、足を伸ばして休憩するスペースは十分確保できます。
また、注意しておきたいのは安全性との兼ね合いです。シートを倒したまま走行するのは危険ですし、電動シートやサイドエアバッグ付きの車両では可動域に制限がある場合もあります。必ずエンジンを切った状態で操作し、運転に支障がないよう元の位置に戻してから走行してください。
このように、タントの前席シートは助手席を中心にフラット化が可能で、使い方次第で車内空間を有効活用できます。特に荷物の積み込みや短時間の仮眠にはとても便利な機能です。運転席は完全に倒れなくても、姿勢の調整や荷物スペースの補助として役立ちます。
フルフラットで車中泊できる?

タントは軽自動車でありながら、広い室内空間と多彩なシートアレンジを備えているため、工夫次第で車中泊も十分に可能な車種です。とくに現行モデル(4代目 LA650S/LA660S系)では、フルフラットに近いレイアウトを作れることから、「ちょっとした一泊」や「仮眠スペース」として使う人も増えています。
具体的には、後部座席を前方に倒し、助手席を前に倒すことで、最大約1,500mmのフラットスペースを確保できます。この長さがあれば、身長160cm前後の大人であれば足を伸ばして横になることができ、マットやクッションを敷くことで快適性も向上します。
一方で、完全なフルフラットではなく、座席のつなぎ目や段差が残るため、そのままだと寝心地が悪く感じる場合もあります。こういった場合には、専用の段差解消マットや折りたたみマットレスを併用することで、より快適な就寝環境を整えることができます。
また、タントは荷室開口部が広く、高さも1m超えとゆとりがあり、換気や出入りもスムーズです。プライバシー確保のために、窓用のサンシェードやカーテンを用意すると、より安心して過ごせるでしょう。
注意点としては、運転席が完全には倒れないため、2人での宿泊にはやや工夫が必要です。1人利用や足元にゆとりが欲しい場合には、助手席を倒して寝台スペースに、運転席側は荷物置きや作業台として使うのが現実的です。
このように、タントは軽自動車の中でも車中泊に適した構造を持っており、短期間の利用や休憩スペースとして活用するには十分なポテンシャルを備えています。準備をしっかり整えれば、快適な「軽キャンパー」としても活躍してくれるでしょう。
スライドできないときの対処法

タントの後部座席はスライド機能が備わっており、前後に最大240mmほど移動させることができます。しかし、実際に使おうとした際に「スライドできない」「レバーを引いても動かない」といったケースが起こることもあります。このような場合は、いくつかの原因と対処法を順に確認してみましょう。
まず最初に確認したいのは、スライドレバーの操作方法です。タントでは、後部座席の前側(足元)にあるレバーを上に持ち上げながら、体重をかけて前後に動かすのが基本操作です。初めて操作する人は、力のかけ方や方向が不十分で、レールがロックされたままのことがあります。体をしっかりシートに乗せて動かすことでスムーズにスライドできることも多いです。
それでも動かない場合は、レールやロック機構の固着が原因の可能性があります。長期間使用していなかったり、ゴミや砂がレール部分に詰まっていると、動作が固くなることがあります。このときは、シートの下をのぞき、異物がないか確認してから、必要であれば掃除機やエアダスターで異物を取り除いてください。
もう一つ考えられるのは、荷重のかかりすぎです。後席に重い荷物や人が乗った状態で片側だけを動かそうとすると、スライドが引っかかって動かなくなる場合があります。この場合は、荷物を一度降ろしてから再度操作することで解消されることがあります。
それでもスライドしないときは、可動部の潤滑不良も考えられます。市販の潤滑スプレー(シリコン系など)をレール部分に軽く吹き付けると、スムーズに動くようになるケースがあります。ただし、使いすぎはホコリの付着を招くため、少量にとどめましょう。
最後に、これらの対処をしても全く動かない場合は、スライド機構の故障や部品の不具合が考えられるため、無理に動かさずディーラーや整備工場で点検を依頼してください。
このように、後部座席がスライドしないときには、操作方法・異物・荷重・潤滑といった観点から順番に確認していくことで、多くの場合は自力で対処できます。無理に力を入れず、状況を見ながら丁寧に扱うことが大切です。
タントはフルフラットできない?後部座席の倒し方についての要点まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 新型タントはシートアレンジでほぼフルフラット状態が可能
- 完全な水平にはならず若干の段差や傾斜が残る
- 後部座席は左右独立でリクライニング・可倒ができる
- フラットスペースの最大長は約1,500mm程度
- 室内長は約2,180mmあり積載性は高い
- フルフラット化には助手席を前方に大きく倒すのが前提
- 運転席は完全には倒せないが背もたれを倒して連結可能
- 後部座席のリクライニングレバーはヘッドレスト近くにある
- 荷室からの操作やリアドア側からの倒し方も可能
- la600sは段差が残るが1,500mmほどのスペースは確保可能
- l375は完全なフラットにはならずマット等で補正が必要
- ファンクロスも構造は共通でフルフラット化は可能
- スライドできない場合はレバーの固着や異物混入が原因のことが多い
- 格納時はレバー操作と座面の持ち上げが必要な仕様もある
- 車中泊には段差解消マットなどを用意することで快適性が向上する