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こんにちは。軽自動車ナビ、運営者の「S」です。
愛らしくておしゃれなデザインが大人気のスズキのラパンですが、雪国にお住まいの方やウィンタースポーツを楽しむ方にとって、駆動方式は車選びの最重要ポイントですよね。いざ中古車を探してみても、見た目だけでは前輪駆動なのか四輪駆動なのか分からず、不安に感じる方も多いと思います。ネットでもラパンの4wdの見分け方についてや、ラパンの4wdの見分け方を車検証で調べる手順、さらにはラパンの4wdの見分け方と雪道での性能の違いなど、様々な疑問の声が寄せられています。
この記事では、私が日頃の車選びでチェックしているポイントを出し惜しみなくお伝えしますので、ぜひ購入前の参考にしてみてくださいね。
記事のポイント
- 外観や内装の装備から駆動方式を見分ける具体的なポイント
- 車両の下回りをチェックして確実に見分ける方法
- 車検証やコーションプレートを使って正確に判断する手順
- ラパンの4WDシステムの特徴や雪道での走破性についての知識

失敗しないラパン4wdの見分け方
ここでは、ラパンの駆動方式を見分けるための実践的なチェックポイントを、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説していきます。見た目や内装から判断する手軽な方法から、車両の構造や書類を使ったプロ目線の確実な方法まで、様々な角度からアプローチしてみましょう。ご自身の状況に合わせて、一番確認しやすい方法を試してみてくださいね。
- 2WDと4WDの見た目の違いは?
- 自分で4WDかどうか調べる?
- 確認する方法は?
- 確実な2駆と4駆の見分け方は車検証で
- スズキ車の見分け方は車検証で
- 型式と駆動方式
2WDと4WDの見た目の違いは?
まず結論からお伝えすると、ラパンの2WDと4WDは外観から見分けるのが非常に難しいです。一般的な車によくあるトランクの「4WD」というエンブレムやステッカーが、ラパンの場合は元々目立たないか、設定自体がないこともあります。また、過去のオーナーさんがデザインの好みで剥がしてしまっているケースもあるため、外装だけで判断するのは誤解を招きやすくおすすめしません。

ですが、車内の内装装備をチェックすることで、ある程度の予測を立てることは十分に可能です。スズキの4WDモデルは基本的に「寒冷地仕様」としてのパッケージングがされているため、2WDには標準装備されていない快適な冬向け装備がついていることが多いんです。
シートヒーターとリアヒーターダクトをチェック
内装で一番わかりやすいのが、シートヒーターのスイッチですね。2WDモデルの多くは運転席のみにシートヒーターが装備されていますが、4WDモデル(特に寒冷地仕様)だと「運転席と助手席の両方」にシートヒーターが標準装備されているケースが多いです。シフトレバーの近くやダッシュボード下部にあるスイッチの数を確認してみてください。

また、後部座席の足元に直接温風を送るリアヒーターダクトの有無も重要な手がかりです。前席を一番前までスライドさせて、後部座席からフロアカーペットの切れ目をのぞき込んでみてください。そこから黒い樹脂製の平たい送風口が出ていれば、4WDである可能性が高いといえます。

ドアミラーの曇りや雪を溶かすヒーテッドドアミラーが装備されているのも4WDの特徴ですが、作動スイッチがリアガラスの曇り止め(リアデフォッガー)と兼用になっているため、見た目だけでは少し判断がつきにくいかもしれませんね。
自分で4WDかどうか調べる?
内装の装備でアタリをつけたら、次は物理的な構造を直接確認して確信に変えていきましょう。少しかがむ必要がありますが、機械の仕組みを見るこの方法が一番確実で間違いがありません。
車の後ろ側に回って、リアバンパーの下から下回りをのぞき込んでみてください。後輪の左右の中心付近に、丸っこい鋳鉄やアルミ製の大きなギアボックス(リアデファレンシャル、通称リアデフ)があれば、それは間違いなく4WDです。この部品はエンジンの力を左右の後輪に分配する大切な役割を持っています。

【安全上の注意】
車の下回りをのぞき込む際は、必ず安全で平坦な場所に車が停まっていること、そしてパーキングブレーキがしっかりかかっていることを確認してください。道路上や傾斜地での確認は大変危険ですので絶対におやめくださいね。
さらに、そのリアデフから車の前方(エンジン側)に向かって、フロアの底面を這うように金属製の長い円柱の棒(プロペラシャフト)がスッと伸びていれば完璧です。2WDの場合は後輪はただ路面を転がっているだけなので、こうした動力を伝えるための大がかりな部品は一切ついておらず、排気管を除けばすっきりとした空洞になっていますよ。

確認する方法は?
下回りをのぞき込んだついでに、もう一つ確認しておきたいのがサスペンションの構造です。駆動方式が違うと、後輪を支える足回りの作りも必然的に大きく変わってくるんです。
2WDのラパンは、部品点数が少なくて軽量な「トーションビーム式」や「I.T.L.式」というシンプルなサスペンション構造を採用していることがほとんどです。しかし、4WDの場合は後輪にも動力を伝えるドライブシャフトを通す空間を確保しなければならないため、専用の複雑な設計になっています。
具体的には、「3リンクリジッドアクスル式」といった、車軸と車体を繋ぐ複数の棒(リンク機構やラテラルロッド)が組み合わさったがっちりとした構造が見えれば、それは4WD用のプラットフォームだと判断できます。最低地上高(地面から車体の底までの高さ)はカタログ上では4WDのほうが数ミリ低いこともありますが、タイヤの減り具合やスプリングのへたりですぐに誤差が出てしまうので、メジャーで測って比べるのはあまり現実的ではないかなと思います。
確実な2駆と4駆の見分け方は車検証で
現車を直接見られない場合や、ネットのオークションの出品画像だけで判断しなければならない時に大活躍するのが車検証(自動車検査証)です。車検証の記載事項の中には、駆動方式を見破る決定的なヒントが数字として隠されています。
一番手っ取り早く、かつ論理的なのが「車両重量」の項目をチェックすることです。4WDは、プロペラシャフトやリアデフ、トランスファーなど、重たい駆動系部品がたくさん追加されているため、2WDに比べて常に約40kgから50kgほど重くなっています。

例えば、3代目ラパン(HE33S)の主力グレードであるXの場合、2WDモデルの車両重量が680kgなのに対して、4WDモデルは730kgと記載されています。事前にメーカーのカタログデータなどで基準となるグレードごとの重さを調べておけば、車検証の重量の数字を見るだけでほぼ確実に駆動方式を断定できますよ。ただし、重いサンルーフやディーラーオプションが付いていると数字が変動することもあるので、あくまで強力な目安としてお考えください。
スズキ車の見分け方は車検証で
車検証と合わせて必ず確認したいのが、車体に直接貼り付けられているコーションプレート(VINプレート)です。助手席側のドアを開けたところ(Bピラーの下部)や、エンジンルームの奥のバルクヘッド周辺などに貼られている、製造情報が刻印された金属や特殊シールのプレートですね。
ここにはスズキ車特有の機種記号(モデルコード)というアルファベットと数字の羅列が記載されています。このモデルコードを解読することが、スズキ車において駆動方式を特定する最も正確な手法になります。
通常、スズキのモデルコードにおいて、2WDには「B」や「E」といった特定のアルファベットが割り当てられ、4WDには「P」や「Q」、あるいはハイフンに続く「-4」などの表記が割り当てられています。この文字列をスズキの電子パーツカタログ(EPC)と照合したり、ディーラーのスタッフに尋ねたりすれば、発注単位での完全な仕様が一発で判明します。

型式と駆動方式
車を見分ける際によくある落とし穴が、「型式」の文字列だけで判断しようとしてしまうことです。ダイハツのタント(2WDがL375S、4WDがL385Sなど)のように、他メーカーだと2WDと4WDで型式の数字自体を明確に分けることが多いのですが、ラパンの場合は少し事情が異なります。
ラパンは初代が「HE21S」、2代目が「HE22S」、3代目が「HE33S」という型式ですが、この基本となる型式の文字列自体には、駆動方式の区別が一切含まれていません。つまり、「型式がHE33Sだから新しいし2WDだろう!」と早合点してしまうと、思わぬ失敗をしてしまう可能性があるんです。
ですから、安易に型式だけで判断せず、これまでご紹介してきた下回りの直接確認や、車両重量のチェック、モデルコードの解読といった複数の方法を組み合わせて、総合的に判断するように心がけてくださいね。
プロ直伝のラパン4wdの見分け方
ここからは、歴代ラパンのモデルごとの詳細な特徴や、4WD特有の機械的メカニズム、そして中古車市場での価値など、さらに一歩踏み込んだプロ目線の知識をご紹介していきます。この仕組みを根本から理解しておくと、車選びの失敗がぐっと減りますよ。
- ラパンのスペックを紹介
- 歴代の種類一覧まとめ
- ラパンSSの4wdとターボ
- ラパンの4WD切り替え方式は?
- 雪道と中古相場
- まとめ:ラパンの4WDの見分け方
ラパンのスペックを紹介
「じゃあ、実際にラパンのサイズや重さってどれくらいなの?」と気になる方のために、スズキの公式サイトの情報を参考に、代表的なグレードのスペックを一覧表にまとめてみました。
ここでぜひ注目していただきたいのが、「車両重量」と「燃費」の項目です。同じグレードでも、2WDと4WDでは重さが約50kgも違い、それが燃費の数値にも影響していることがお分かりいただけるかなと思います。前述した「車検証での見分け方」でも、この680kgと730kgという数字の差が大きなヒントになりますよ。
| グレード | 型式 | 新車価格(税込) | 駆動方式 | トランスミッション | 全長×全幅×全高(mm) | 室内寸法(mm) | 車両重量(kg) | 排気量(cc) | 最高出力(PS) | 最大トルク(kg・m) | 燃費(WLTCモード) | 最小回転半径 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| X | 5BA-HE33S | 約1,573,000円 | 2WD | CVT | 3,395×1,475×1,525 | 2,020×1,295×1,240 | 680 | 658 | 52 | 6.4 | 26.2km/L | 4.4m |
| X | 5BA-HE33S | 約1,684,100円 | 4WD | CVT | 3,395×1,475×1,525 | 2,020×1,295×1,240 | 730 | 658 | 52 | 6.4 | 24.6km/L | 4.4m |
| L | 5BA-HE33S | 約1,439,900円 | 2WD | CVT | 3,395×1,475×1,525 | 2,020×1,295×1,240 | 680 | 658 | 52 | 6.4 | 26.2km/L | 4.4m |
| L | 5BA-HE33S | 約1,551,000円 | 4WD | CVT | 3,395×1,475×1,525 | 2,020×1,295×1,240 | 730 | 658 | 52 | 6.4 | 24.6km/L | 4.4m |
| G | 5BA-HE33S | 約1,328,800円 | 2WD | CVT | 3,395×1,475×1,525 | 2,020×1,295×1,240 | 680 | 658 | 52 | 6.4 | 26.2km/L | 4.4m |
※記載の価格やスペックは参考値であり、年式やマイナーチェンジ等によって変動します。正確な最新情報は、必ずスズキの公式サイト(ラパン)にてご確認くださいね。
歴代の種類一覧まとめ
ラパンは2002年に登場してから現在まで、大きく分けて3つの世代が存在します。それぞれの世代でデザインのテイストやパワートレインが進化してきましたが、降雪地域での需要を満たすため、4WDの設定は初代から一貫して全世代に用意されています。
| 世代 | 販売期間 | 型式 | 特徴・トピック |
|---|---|---|---|
| 初代 | 2002年〜2008年 | HE21S | 弁当箱をモチーフにした四角いレトロモダンデザイン。SSなどのスポーツモデルも存在。 |
| 2代目 | 2008年〜2015年 | HE22S | ホイールベースが拡大し居住性が向上。よりモダンでおしゃれに。派生モデル「ショコラ」も追加。 |
| 3代目 | 2015年〜現在 | HE33S / HE93S | 「まる しかくい」デザイン。軽量プラットフォームにより大幅な燃費向上。「LC」モデルやハイブリッドも登場。 |
世代を重ねるごとにトランスミッションが4速ATから伝達効率に優れるCVT、さらにはマイルドハイブリッド搭載モデルへと進化しており、どの世代を選ぶかによって走りや燃費効率、静粛性も大きく変わってきます。ご自身の予算やライフスタイルに合わせて選んでみてください。
ラパンSSの4wdとターボ
初代ラパン(HE21S)の中で、車好きやコアなファンから今でも熱狂的な支持を集めているのが、ターボエンジンを搭載したスポーツモデルの「SS」と「ターボ」グレードです。
丸目のヘッドライトと専用のフロントグリルが特徴的なSSは、高出力のターボエンジンを搭載し、なんとフロアシフトの5速MTを選ぶこともできました。もちろん4WDのラインナップもあり、軽量なボディとターボの力強さが相まって、雪道でもかなりスポーティでキビキビとした走りを楽しめるのが最大の魅力でした。現在でも状態の良いラパンSSの4WDモデルは、中古車市場でプレミアムな価格で取引されることもあるほど根強い人気を誇っています。
※数値や価格相場は時期により変動するため、あくまで一般的な目安としてお考えください。
ラパンの4WD切り替え方式は?
ラパンの4WDシステムは、運転席に「2WDと4WDの切り替えスイッチ」がありません。ジムニーなどの本格的なクロスカントリー車に見られるパートタイム4WDとは異なり、路面状況に合わせて自動で駆動力が切り替わる「スタンバイ式4WD(ビスカスカップリング方式)」を採用しているからです。
普段の乾いた舗装路ではエンジンの力のほぼ100%を前輪に伝えて実質的な2WDとして走り、雪道や凍結路面で前輪がツルッとスリップして前後輪に回転差が生じた瞬間に、プロペラシャフトの中間に配置されたビスカスカップリング内のシリコンオイルが反応し、機械的に後輪へと動力が伝わる賢い仕組みになっています。ドライバーが何も操作しなくても、状況に合わせて車が勝手に四輪駆動状態へ移行してくれるので、日常の雪道走行においてはとても心強いですね。
【タイヤ管理の絶対的な重要性】
スタンバイ式4WDに乗る上で絶対に守っていただきたいのが、「タイヤは4本すべて同じ銘柄、同じ減り具合(外径)で同時に揃えること」です。前後でタイヤの大きさが数ミリでも違うと、車が「常に雪道で滑っている」と誤検知してしまい、舗装路のカーブで車体がガガガッと激しく振動する「タイトコーナーブレーキング現象」が起きてしまいます。これを放置するとビスカスカップリングが焼き付き、十数万円規模の高額な修理費用がかかる致命的な故障に繋がるため、タイヤのローテーション等の厳格な管理は必須ですよ。

雪道と中古相場
雪国での生活の足としてラパンの4WDを検討している方も多いと思いますが、日常的な圧雪路や凍結路面での直進安定性とトラクション性能は非常に優秀です。車体重量が約730kgと軽量な分、スタッドレスタイヤのグリップ性能を引き出しやすく、信号待ちからの発進やなだらかな坂道などもスムーズにこなしてくれます。
ただし、最低地上高が約150mmと決して高くないため、深い新雪(30cm以上)や、轍(わだち)の中央がカチカチに凍って盛り上がっているような道では、車体の腹部をつかえて四輪すべてが空転してしまう(亀の子状態になる)物理的リスクがあります。また、前輪が完全にスタックして激しく空転し続けるような過酷な状況下では、4WDシステム自体を熱から守るために一時的に後輪への動力がカットされる現象(フェード現象)が起きることもあるため、車の限界を知り、無理な悪路走行は控えるようにしてください。
中古車市場での相場や資産価値についてですが、4WDモデルは驚くほど価格維持力(リセールバリュー)が高い明確な傾向にあります。北海道や東北地方など、雪国では4WDが生活インフラとして絶対条件となるため、強烈な指名買い需要が途切れないからです。購入時の初期投資は2WDより10万円〜15万円ほど高く、重量増による燃費の悪化(約6〜8%低下)もありますが、数年後に手放すときの査定価格も高値がつきやすいため、トータルのライフサイクルコストで考えると非常に賢く優秀な選択だといえるかなと思います。
まとめ:ラパンの4wdの見分け方
ここまで、ラパンの駆動方式を見分けるポイントから、4WDならではの深いメカニズムの知識までたっぷりとお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。
あらためて、この記事の重要なポイントを整理しておきますね。

外観での判別は困難:エンブレムがないことも多いため、まずはシートヒーターなどの内装(寒冷地仕様)装備でアタリをつける
下回りの目視が確実:リアバンパー下をのぞき込み、リアデフやプロペラシャフトの有無を直接確認する
書類による論理的特定:車検証の「車両重量(2WDより約40〜50kg重い)」やコーションプレートの「モデルコード」をチェックする
特有のメンテナンス:雪道に強いスタンバイ式4WDだが、故障を防ぐために4輪同銘柄・同時の厳密なタイヤ管理が必須
ラパンの4wdの見分け方の最大のコツは、見た目の雰囲気やエンブレム、型式だけで安易に判断せず、「内装装備の確認」「下回りの物理的確認」そして「車検証やモデルコードの解読」という複数の確実な裏付けを取ることです。
4WDモデルは雪道での絶大な安心感と将来の高いリセールバリューという大きなメリットがありますが、同時にデファレンシャルオイルの定期的な交換や、4輪同時の厳格なタイヤ管理といった、2WDにはない特有のメンテナンスが求められることも忘れないでくださいね。
ご自身の住んでいる地域の雪の事情や、日々の使い方をしっかりと思い描きながら、後悔のないラパン選びを楽しんでください。なお、今回ご紹介した車両の重さや仕様は、特別仕様車などで例外となる場合もありますので、正確な情報は公式サイトをご確認いただくか、最終的な判断や詳しい仕様確認はお近くのディーラーなどの専門家にご相談いただくようお願いいたします。
あなたの素敵なラパンライフを心より応援しています!