
こんにちは。軽自動車ナビ、運営者の「S」です。
無骨なスタイルで大人気のジムニーですが、購入を検討している方の中にはエンジン周りのスペックが気になっている方も多いのではないでしょうか。特に「ジムニー ターボ ついてるのかどうか」は、走りの力強さや維持費に直結する重要なポイントですよね。
「軽自動車だから坂道が登らないんじゃないか?」「ターボ車はメンテナンスが大変ですぐ壊れるって本当?」「普通車のシエラにはターボがないの?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いはずです。実際、ジムニーは一般的な軽自動車とは構造が全く異なるため、エンジンの特性も特殊です。
軽自動車規格のJB64にはターボがついているのか、普通車規格のシエラはどうなのか、そしてターボ車とNA車ではどちらが壊れやすいのか。さらには気になる燃費や寿命、加速が遅いといった噂の真偽から新車や中古車の選び方まで、詳しく知りたいという声もよく耳にします。
この記事では、そんなジムニーのターボに関する疑問を、私の経験も交えながらわかりやすく解説していきます。
記事のポイント
- ジムニーの軽モデルとシエラのターボ有無の違い
- 現行モデルJB64およびJB74のエンジン特性と見分け方
- ターボ車のメリット・デメリットと維持管理のポイント
- 燃費や寿命など購入前に知っておきたいリアルな情報
ジムニーにターボはついてる?車種別解説と見分け方

まずは結論からズバリ言っちゃいますね。ジムニーといっても、「軽自動車のジムニー」と「普通車のジムニーシエラ」では、エンジンの仕組みが全く違います。ここでは、それぞれの車種にターボがついているのか、どうやって見分ければいいのかを解説していきます。
- ジムニーはターボですか?軽と普通車の違い
- JB64はターボ車ですか?
- シエラにターボはついてる?
- ターボ車かどうかの見分け方
- 違いは何ですか?
- ジムニーのスペックを紹介
ジムニーはターボですか?軽と普通車の違い
「ジムニーはターボですか?」という質問への答えは、「軽自動車のジムニーなら、イエス!」です。
これにはちゃんとした理由があります。ジムニーは本格的な四輪駆動車なので、頑丈な「ラダーフレーム」という骨格を持っています。これ、すごく丈夫なんですが、その分どうしても車体が重くなってしまうんです。一般的な軽自動車(ハスラーやスペーシアなど)が800kg前後なのに対して、ジムニーは約1トン(1,030kg〜)以上もあります。
軽自動車のエンジンは排気量が660ccまでと法律で決められているので、自然吸気(NA)エンジンのままだと、この重たいボディを動かすにはどうしてもパワー不足になってしまいます。そこで、排気ガスの力を利用して空気を圧縮し、エンジンに強制的に送り込む「過給機(ターボチャージャー)」の力を借りて、パワーを補っているわけですね。

ここがポイント
国内で販売されている軽自動車規格のジムニー(現行JB64、先代JB23、先々代JA11など)は、基本的にすべてターボエンジンを搭載しています。これは「速く走るため」というよりも、「重い車体を動かすため」の必然的な装備と言えます。
JB64はターボ車ですか?
現行モデルである「JB64型」も、もちろんターボ車です。搭載されているのは「R06A型」という3気筒インタークーラーターボエンジンですね。
「ターボって聞くと、スポーツカーみたいにビュンビュン走るの?」と思うかもしれませんが、ジムニーのターボはちょっと性格が違います。どちらかというと、「低速で粘り強く走る」ためのセッティングになっているんです。
山道やデコボコ道(オフロード)を走るときは、スピードよりも「ゆっくり確実にタイヤを回す力(トルク)」が必要になりますよね。かつての「ドッカンターボ(ある回転数で急激に加速する)」とは違い、JB64のターボはアクセルを少し踏んだところからグッと力が湧き出るように調整されているので、街乗りでの信号待ちからの発進なども意外とスムーズなんですよ。
シエラにターボはついてる?
一方で、普通車登録の「ジムニーシエラ(JB74)」には、純正状態でターボはついていません。
シエラに搭載されているのは、1.5Lの自然吸気(NA)エンジン「K15B型」です。排気量が軽自動車の倍以上あるので、ターボに頼らなくても十分なトルクが出せるんですね。
「シエラにもターボがあればもっと速いのに」という声もたまに聞きますし、実際にHKSやトラストといった有名アフターパーツメーカーから後付けのターボキットも販売されています。でも、純正がNAを採用しているのには、「信頼性」と「扱いやすさ」という大きな理由があるんです。

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| 車種 | 型式 | エンジン | 過給機 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ジムニー(軽) | JB64W | 660cc (R06A) | あり (ターボ) | 低速トルク重視のターボ設定 |
| ジムニーシエラ | JB74W | 1500cc (K15B) | なし (NA) | 大排気量の余裕とレスポンス |
NAエンジンは構造がシンプルなので、故障のリスクが少なく、海外の過酷な環境(砂漠やジャングルなど)でも直しやすいというメリットがあります。まさに「プロの道具」としての選択と言えるでしょう。
ターボ車かどうかの見分け方
街で見かけたジムニーがターボ車かどうか、あるいは中古車選びの際に見分けるポイントをいくつか紹介します。
一番簡単なのは「ボンネットの穴(エアスクープ)」です。先代のJB23型やそれ以前のモデルでは、ターボの空気を冷やす「インタークーラー」がエンジンの真上にあったため、ボンネットに空気を取り入れるための大きな穴が開いていました。これがあれば間違いなくターボ車です。
ただし、現行のJB64型では、歩行者保護や空気抵抗低減の観点からインタークーラーの位置が変わったため、ボンネットの穴がなくなってフラットになっています。この場合は、以下のポイントで判断しましょう。
- ナンバープレートの色: 黄色なら軽自動車なのでターボ付き(JB64など)。白ならシエラ(または昔のジムニーワイド等)なので基本はNA。
- 車検証の排気量: 「0.65L」などとなっていれば軽ターボ。「1.46L」などはシエラ。
- フェンダーの有無: 大きく張り出したオーバーフェンダーがあればシエラ(NA)、ボディ側面がフラットなら軽ジムニー(ターボ)。
- エンジンルーム: インタークーラーという、アルミのフィンがついた弁当箱のような部品があればターボ車です。

違いは何ですか?
根本的な話として、ターボあり(過給機付き)となし(NA)で何が違うのか、ドライバー視点で整理してみましょう。
走り味の違い
ターボ車(軽ジムニー): アクセルを踏み込むと、「ヒュイーン」という音と共に、ある回転数からグッと加速する感覚があります。排気量の小ささをカバーするパンチ力がありますが、高回転まで回すと少し苦しそうな音になります。
NA車(シエラ): アクセル操作に対して素直に反応します。急激なトルク変動がないので、雪道や岩場などでタイヤを空転させないような繊細なコントロールがしやすいです。
また、メンテナンスの面でも違いがあります。ターボ車はエンジン内部の圧力や温度が高くなりやすいため、エンジンオイルの管理がNA車以上にシビアです。オイル交換をサボると、ターボ自体が壊れて高額な修理代がかかることもあるので注意が必要ですね。
ジムニーのスペックを紹介
ジムニーの主なスペックを以下の表にまとめています。
| グレード | 型式 | 新車価格(税込) | 駆動方式 | トランスミッション | 全長×全幅×全高(mm) | 室内寸法(mm) | 車両重量(kg) | 排気量(cc) | 最高出力(PS) | 最大トルク(kg・m) | 燃費(WLTCモード) | 最小回転半径 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジムニー XC | 3BA-JB64W | 2,002,000円 | 4WD | 4AT | 3,395×1,475×1,725 | 1,795×1,300×1,200 | 1,050 | 658 | 64 | 9.8 | 14.3km/L | 4.8m |
| ジムニー XC | 3BA-JB64W | 1,903,000円 | 4WD | 5MT | 3,395×1,475×1,725 | 1,795×1,300×1,200 | 1,040 | 658 | 64 | 9.8 | 16.6km/L | 4.8m |
| ジムニー XL | 3BA-JB64W | 1,898,600円 | 4WD | 4AT | 3,395×1,475×1,725 | 1,795×1,300×1,200 | 1,040 | 658 | 64 | 9.8 | 14.3km/L | 4.8m |
| ジムニー XL | 3BA-JB64W | 1,799,600円 | 4WD | 5MT | 3,395×1,475×1,725 | 1,795×1,300×1,200 | 1,030 | 658 | 64 | 9.8 | 16.6km/L | 4.8m |
| ジムニー XG | 3BA-JB64W | 1,654,400円 | 4WD | 5MT | 3,395×1,475×1,725 | 1,795×1,300×1,200 | 1,030 | 658 | 64 | 9.8 | 16.6km/L | 4.8m |
※ SUZUKI公式サイトより引用
ジムニーにターボはついてる?車の維持費と選び方
構造がわかったところで、次は実際に買うときや維持していく上でのお金の話、そして長く乗るためのコツについて深掘りしていきましょう。「ターボは壊れやすい」なんて噂も聞きますが、実際どうなのでしょうか。
- 新車か中古車はどちらが良いか
- 新車価格はいくらですか?
- 燃費が悪い?加速が遅い?
- ターボ車とNA車どっちが壊れやすい?
- 寿命を延ばすメンテナンス
- ジムニーにターボはついてる?についてを総括
新車か中古車はどちらが良いか
これからジムニーに乗るなら、新車と中古、どちらが良いのでしょうか。
新車(JB64)のメリットは、何と言っても「コンディションが新品」であることです。先ほど触れたように、ターボ車はオイル管理が命。前のオーナーがどんなメンテナンスをしていたかわからない中古車に比べ、自分で最初から管理できる新車は、長く乗る上で圧倒的な安心感があります。ただし、現在でも納期が1年以上かかる場合があるのがネックです。
一方で、中古車(JB23など)を狙う場合は、エンジンの状態確認が必須です。エンジンオイルの給油口を開けて中を覗いたとき、黒いスラッジ(汚れの塊)がこびりついていないか確認しましょう。また、試乗できるなら、加速時に白煙が出ていないか、異音がしないかもチェックポイントです。JB23の最終型などは人気が高く、中古価格が高騰しているケースもあるので注意が必要です。

新車価格はいくらですか?
現行型ジムニー(JB64W)の新車価格は、グレードによって異なりますが、ざっくりとした目安は以下の通りです。
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| グレード | トランスミッション | 車両本体価格目安(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| XG(ベーシック) | 5MT / 4AT | 約165万円〜 | 装備はシンプルだがカスタムベースに最適 |
| XL(充実装備) | 5MT / 4AT | 約180万円〜 | スマートキーやシートヒーターなど快適装備が充実 |
| XC(最上級) | 5MT / 4AT | 約190万円〜 | LEDヘッドライトやクルーズコントロールを標準装備 |
これに諸費用やオプションが入ると、乗り出し価格で200万円〜240万円くらいになることが多いですね。軽自動車としては高価な部類に入りますが、そのリセールバリュー(売るときの価格)の高さは驚異的です。数年乗っても値落ちしにくい車種の代表格と言えます。
注意
価格はメーカーの改定により変動する場合があります。正確な情報は必ずスズキの公式サイトやディーラーで見積もりを取って確認してください。
燃費が悪い?加速が遅い?
「ジムニーは燃費が悪い」「加速が遅い」というのは、よく言われるポイントです。これについては、正直に言うと「その通り」な部分があります。
ジムニー(JB64)のWLTCモード燃費は、MT車で16.6km/L、AT車で14.3km/Lです(出典:スズキ株式会社『ジムニー 主要諸元』)。最近のハイトワゴン系の軽自動車でも20km/Lを超えるものが多い中で、これは決して良い数値とは言えません。ターボでパワーを出している分、どうしても燃料を消費してしまうんですね。

また、「遅い」という点についても、車重が重いため、信号待ちからの出足はもっさりしています。高速道路での追い越し加速も、アクセルを床まで踏んでも「あれ?なかなか速度が乗らないな」と感じる場面があるかもしれません。特に高速道路の長い上り坂では、シフトダウンしないと速度維持が難しいこともあります。
ただ、これは「速さを競う車ではない」と割り切る必要があります。その代わり、雪道や泥道での安心感は他の軽自動車とは比較になりませんよ。
ターボ車とNA車どっちが壊れやすい?
一般論として、「NA車(シエラ)よりもターボ車(軽ジムニー)の方が、故障のリスク要因は多い」と言えます。
理由は単純で、ターボ車には「ターボチャージャー」「インタークーラー」「配管」といった部品が多くついており、それらが高温・高圧にさらされるからです。特にターボの軸受け部分は、毎分10万回転以上で回っており、エンジンオイルで潤滑・冷却されています。
もしオイル交換をサボってオイルが劣化すると、この軸受けが焼き付いて「ターボブロー」という故障を引き起こします。こうなると修理費は10万円コース、最悪の場合はエンジン交換になってしまいます。
対してNAのシエラは、そういった補機類が少ない分、トラブルの種が少ないと言えます。とはいえ、しっかりとメンテナンスしていれば、現代の軽ターボエンジン(R06A型)も十分な耐久性を持っていますので、過度に恐れる必要はありません。
寿命を延ばすメンテナンス

では、愛車のジムニー(ターボ車)の寿命を延ばすためにはどうすればいいのでしょうか。私が心がけているのは以下の3点です。
- オイル交換は早めに: メーカー推奨はシビアコンディションで2,500km〜3,000kmごとです。私は「3,000kmまたは半年」の早い方で交換しています。オイルの粘度も重要で、指定の「5W-30」などを守りましょう。低粘度のエコカー用オイルはジムニーには不向きな場合が多いです。
- 暖機運転とクールダウン: エンジン始動直後に全開走行しないのはもちろん、高速道路のSAに入る直前や、山道を登り切った直後は、すぐにエンジンを切らずに1分ほどアイドリング(アフターアイドリング)をして、ターボを冷やしてあげるのが理想です。
- 異変に気づく: アクセルオン時に「キーン」「ヒュイーン」という高い金属音や、マフラーからの白煙は危険信号。少しでもおかしいと思ったらプロに見てもらいましょう。
ジムニーにターボはついてる?についてを総括
ここまで、ジムニーのターボについて解説してきました。最後にまとめると、以下のようになります。

軽ジムニー(JB64など)は全車ターボ付き。重い車体を動かすための必須装備です。
シエラ(JB74)はNA(自然吸気)。排気量の余裕で走るタイプで、ターボはありません。
維持管理のキモはオイル交換。ターボ車はここをサボると致命傷になります。
燃費や速さは求めない。その代わり、どこへでも行ける走破性と楽しさが手に入ります。
「ジムニー ターボ ついてる」という検索から始まった疑問、解消されましたでしょうか? ターボがついているからこそ味わえる力強い走りも、NAならではの素直な操作感も、どちらもジムニーの大きな魅力です。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけてくださいね。