165/70r12のタイヤは軽バンに装着できる？車検についても解説

「165/70r12 軽バン」と検索されたあなたは、きっとタイヤ交換やカスタムを検討されているのではないでしょうか。本記事では、軽自動車のバンに165/70r12のタイヤを装着する際のポイントや注意点をわかりやすく解説しています。

タイヤサイズの選び方から、インチアップの可否、軽トラでの使用や車検に通る条件まで、現行の基準に基づいた情報を整理しています。また、ホイールセットで購入する場合の価格相場や、ホワイトレタータイヤを取り入れたカスタムの魅力についても触れています。

さらに、適合するホイールのサイズや規格、165/70r12と近いサイズである165/70r13や165/70r14を純正装備している車種の情報も掲載していますので、他車種との比較にもお役立ていただけます。

軽バンや軽トラをより快適かつ個性的に楽しむためには、タイヤとホイールの正しい知識が欠かせません。この記事を通じて、安全性と法規に配慮しながら、あなたにとって最適な選択肢を見つけていただければと思います。 

165/70r12のタイヤは軽バンに装着できるのか？

• 軽バンのタイヤのインチは？
• タイヤサイズの詳細
• 165/70r12のタイヤは軽バンの車検に通るのか？
• 軽トラのタイヤは何インチまで入るのか？
• 軽トラのホイールのサイズは？タイヤサイズの詳細
• 165/70r12のタイヤは軽トラの車検に通るのか

軽バンのタイヤのインチは？

軽バンのタイヤの多くは「12インチ」が標準です。これは軽貨物車としての設計に基づき、安全性と積載性能のバランスを考慮して決められています。

軽バンは、一般的な軽乗用車と違い、荷物を運ぶための商用車として使用されることが多く、タイヤにも一定以上の耐荷重性能が求められます。そのため、小さめの12インチサイズであっても、強度が高いタイヤが採用されているのです。

例えば、「145R12 6PR」や「145/80R12 80/78N」といった規格のタイヤが軽バンではよく見られます。これらは「LT（ライトトラック）」用として分類されており、商用車特有の重さや使用条件に耐えられる設計になっています。

一方で、見た目のカスタムや走行性能を求めて、13インチや14インチへインチアップする例も存在します。ただし、タイヤの外径が大きく変わってしまうと、スピードメーターの誤差や車検不適合のリスクが出てくるため注意が必要です。

つまり、軽バンのタイヤインチは「12インチが基本」と理解し、変更を検討する際は荷重指数やホイールの規格まで含めて慎重に選ぶ必要があります。 

タイヤサイズの詳細

軽自動車バンに使われているタイヤサイズは、主に「145R12 6PR」または「145/80R12 80/78N」といった仕様が一般的です。これらのタイヤは、見た目のサイズ以上に、商用車向けに設計された耐荷重性能を持っている点が特徴です。

「145R12 6PR」は、ラジアル構造のタイヤであり、6PR（プライレーティング）は強度を示す数字です。つまり、このタイヤは6層相当の耐久性を備えており、荷物を多く積む軽バンに最適な設計になっています。

一方、「145/80R12 80/78N」と表記されるタイヤでは、「80/78N」はロードインデックスと速度記号を示しています。80と78はそれぞれ単輪と複輪使用時の耐荷重を表し、「N」は速度記号で140km/hまで対応可能であることを意味します。

これらのタイヤは、ただ直径や幅が一致するだけではなく、軽バンとして必要な条件、すなわち耐荷重性能や規格（LT＝ライトトラック向け）を満たしていることが重要です。

また、タイヤを選ぶ際にはホイールとの組み合わせも考慮する必要があります。軽バンに適合するホイールサイズとオフセット値、穴数（4穴など）を守らなければ、安全面や車検にも関わるためです。

このように、軽自動車バンのタイヤは一見似たように見えても、規格や用途によって大きな違いがあるため、交換や選定時には必ず車検証の内容を確認し、適合したタイヤを選ぶことが重要です。 

165/70r12のタイヤは軽バンの車検に通るのか？

165/70R12のタイヤを軽バンに装着できるか、そして車検に通るかという点については、多くのユーザーが疑問に思うところです。結論からいえば、165/70R12のタイヤは軽バンに装着できる可能性がありますが、それはあくまでも複数の条件を満たした場合に限られます。

まず軽バンという車種の特性を理解することが重要です。軽バンは一般的に「軽貨物車」として分類されており、商用目的で使用されることを前提に設計されています。

このため、車体構造だけでなくタイヤにも荷物を積載する際の耐久性が求められます。純正で装着されているタイヤは、たとえば「145R12 6PR」や「145/80R12 80/78N LT」など、バン用またはライトトラック（LT）用のものがほとんどです。これらは高いロードインデックス（耐荷重性能）を備えており、車検でもその点がチェックされます。

一方で、165/70R12というサイズはもともと乗用車向けに普及しているもので、タイヤ幅が広く外径もやや大きくなる特徴があります。これにより、見た目の印象が引き締まり、走行安定性やグリップ性能も若干向上することが期待できます。

しかしながら、タイヤが車体のフェンダーからはみ出すリスクや、スピードメーターの誤差が生じる点には注意が必要です。また、165/70R12が全てバン規格とは限らないため、装着にあたっては耐荷重性能を必ず確認する必要があります。

タイヤそのものだけでなく、ホイールの規格も見落としてはならないポイントです。軽貨物車に使用されるホイールは、通常「JWL-T」と呼ばれる商用車向けの規格に適合している必要があります。

これに対し、165/70R12を履かせるには乗用車用ホイールを使うことが多く、「JWL-T」ではなく「JWL」規格であるケースがほとんどです。2021年の法改正以降、最大積載量が500kg以下であれば「JWL」規格のホイールでも使用が認められるようになりましたが、これは全国一律ではなく、陸運支局や検査官の裁量によって判断が分かれる場合があります。

また、車検においては、タイヤの外径やはみ出し具合だけでなく、残溝の深さ（1.6mm以上）や、車体との干渉の有無、そしてスピードメーターの誤差といった細かい項目も確認されます。すべてが問題なくても、ひとつでも基準から外れていれば不合格になることもあるため、油断はできません。

このように、165/70R12のタイヤは見た目や性能面で魅力がある一方で、軽バンに装着するには「耐荷重性能」「ホイール規格」「車体との適合性」といった条件をクリアしなければなりません。さらに、これらの条件を満たしていても、最終的には検査官の判断に委ねられる部分があるため、確実性を求めるなら装着前に整備工場や陸運支局へ相談しておくのが賢明です。安全性と合法性を両立させたうえで、安心してドライブを楽しむためにも、計画的なカスタムを心がけましょう。

軽トラのタイヤは何インチまで入るのか？

軽トラックに装着できるタイヤのインチ数には一定の制限がありますが、近年の規制緩和により、条件を満たせば純正サイズより大きなインチのタイヤを装着することも可能になっています。

一般的に、軽トラックの純正タイヤは「12インチ」が多く採用されています。これは主に耐荷重性や走行安定性を考慮した設定で、商用目的での使用に適した仕様です。ただし、カスタム目的で「13インチ」や「14インチ」、さらには「15インチ」のホイールに変更するケースも見られます。

ここで気をつけたいのが、「ただインチ数を上げればよい」というわけではないということです。タイヤの外径が大きく変わってしまうと、スピードメーターの誤差や、ハンドルの切れ角に影響が出ることがあります。また、車体からタイヤがはみ出すような装着は、車検に通らないだけでなく、安全面でもリスクがあります。

また、ホイールの規格にも注意が必要です。軽トラには通常「JWL-T」マークがあるホイールを装着する必要があります。これは貨物用ホイールとして強度基準をクリアしている証で、車検の際にも確認されるポイントの一つです。

現在では、「15インチ」までのホイールに対応している軽トラも存在しますが、これはすべての車種に当てはまるわけではありません。安全にインチアップするためには、装着可能なタイヤサイズを事前に確認し、ホイールの規格やオフセットなども総合的にチェックする必要があります。

インチアップは見た目のカスタマイズ性を高める一方で、誤った選択をすれば車検不適合や走行不良の原因になります。まずは専門店や車検整備士への相談を通じて、適切な範囲内でのカスタムを心がけましょう。 

軽トラのホイールのサイズは？タイヤサイズの詳細

軽トラックに装着できるホイールサイズは、車種や年式、使用用途によって多少異なりますが、基本的には「12インチ」が標準とされています。このサイズは、積載性能や走行安定性を考慮した結果として多くの軽トラに採用されています。

しかし、近年は見た目を重視したカスタム需要やパーツの多様化により、13～15インチのホイールに交換するユーザーも増えています。その際に重要になるのが「適合性」と「安全性」です。

例えば、タイヤサイズとしてよく選ばれるのが以下の通りです。

• 純正相当：145R12 6PR（または145/80R12 80/78N）
• インチアップ例：
  　- 165/70R12（外径がやや大きめ）
  　- 165/65R13
  　- 165/55R14
  　- 165/50R15（外径増加に注意）

ここで注意すべきは、タイヤの外径を大きく変えるとスピードメーターの誤差が発生することです。また、ホイールの幅やオフセット、PCD（ボルト穴の配置）、JWL-T認証の有無も確認が必要です。

特に軽トラックは「貨物車」として扱われるため、ホイールには「JWL-T」マークのあるものが推奨されます。これは耐荷重性能を示すもので、車検時にも確認されます。JWLだけの乗用車用ホイールでは、積載時の強度に問題が生じるおそれがあります。

また、ホイール幅（J数）は4.0Jから5.5J程度までが一般的で、装着するタイヤサイズとのバランスも大切です。例えば、165/70R13なら5.0Jあたりが適合範囲となります。

最終的には、装着可能なサイズの確認をメーカーの適合表やショップの判断を参考にするのが安全です。外観のカスタムと実用性を両立させるには、見た目だけでなく、安全性や法規に適合した選択が求められます。 

165/70r12のタイヤは軽トラの車検に通るのか

165/70R12のタイヤは、軽トラックに装着可能な選択肢の一つですが、無条件で使用できるわけではありません。軽トラは「貨物車」に分類されるため、乗用車に比べて車検における規制がやや厳しく設定されています。装着自体は物理的に可能なことが多いものの、道路運送車両法の観点から「合法」とされるにはいくつかの要件を満たす必要があります。

まず注目すべきは、タイヤの外径と幅です。165/70R12は、軽トラに多く採用されている145R12 6PRや145/80R12 80/78Nといった純正サイズに比べてやや太く、外径も若干大きくなります。この違いによって、走行安定性が向上する反面、フェンダーからのはみ出しやスピードメーターの誤差、タイヤハウスへの干渉といった問題が起こるリスクもあります。特に車検では、タイヤが車体からはみ出していないか、残溝が1.6mm以上あるかといった基本的な条件が厳しくチェックされます。

また、165/70R12を軽トラに使用する際には、タイヤの「ロードインデックス（LI）」、すなわち耐荷重性能を十分に確認する必要があります。軽トラは荷物を運ぶことが前提であるため、標準タイヤより耐荷重が劣る製品を使用すると、最大積載量や軸重に対応できなくなり、車検で不適合とされる可能性があります。実際に適合するかどうかは、車検証に記載されている数値とタイヤの性能表示を照らし合わせて判断する必要があります。

加えて、使用するホイールの規格も重要です。商用車である軽トラでは、ホイールが「JWL-T」マークのある商用車用製品であることがこれまでの基準でした。ただし、2021年の法改正により、最大積載量が500kg以下の車両においては「JWL」規格の乗用車用ホイールでも条件付きで使用可能となっています。とはいえ、この運用には地域差や検査官の判断が影響することがあり、事前に陸運支局や整備工場などへの確認が推奨されます。

最後に忘れてはならないのが、スピードメーターの誤差です。タイヤの外径が変わると、メーター表示と実際の速度に差が生じることがあります。この差が大きい場合、車検での速度計試験に影響するため注意が必要です。対策としては、タイヤ選定時に既存サイズとの外径差をシミュレーションしておくとよいでしょう。

このように、165/70R12のタイヤは軽トラへの装着自体は可能でも、車検を通すためには「荷重性能」「ホイールの規格」「外径による影響」「スピードメーター誤差」「タイヤのフェンダー内収まり」といった複数の技術的条件を満たす必要があります。そして、最終的な判断は車検時の検査官によるため、どれだけ条件を揃えても絶対に通るという保証はありません。

確実性を求めるなら、事前に専門業者や陸運局に相談し、適合の可否を確認するのが賢明です。安全性と法令遵守を両立させたうえで、見た目のカスタムも楽しむことが、軽トラユーザーにとって理想的な選択といえるでしょう。

 165/70r12のタイヤは軽バンに適しているのか？

• 軽バンの主なスペック
• 標準タイヤサイズが165/70r12の車種
• 165/70r12のホイールセットの相場と買う際のチェックポイント
• ホワイトレタータイヤを紹介
• 165/70r13のタイヤが純正である車種一覧
• 165/70r14のタイヤが純正である車種一覧

軽バンの主なスペック

以下にタイヤサイズを含めた主な軽バンのスペックを表にまとめています。

標準タイヤサイズが165/70r12の車種

165/70R12のタイヤは、かつて主に1980年代から1990年代初頭に登場した小型車や軽自動車で標準装備として採用されていたサイズです。特に日本車では、ホンダ シティ（1981年～1994年）、ホンダ シビック（1972年～1979年）、日産 Be-1（1987年～1989年）、日産 フィガロ（1991年～1992年）、日産 マーチ（1987年～1990年）などが165/70R12を純正タイヤサイズとして装着していました。これらは軽量コンパクトな車両であり、12インチのやや厚みのあるタイヤが車両の特性に合っていたといえます。

海外車両では、アメリカのシボレー スプリント（1987年～1988年）や、韓国のキア プライド（1990年～2002年）といったモデルにも同サイズのタイヤが標準で使われていました。こうした車両は現在でも一部で流通しており、レストアや旧車趣味のユーザーからは、165/70R12のタイヤ需要が根強く存在しています。

一方、現代の軽バンや軽トラック（例：スズキ エブリイ、ダイハツ ハイゼットなど）では、このサイズは純正タイヤとしてはほとんど採用されていません。標準では145R12や145/80R12などのサイズが使われることが多く、165/70R12はあくまでもカスタム用やインチアップの選択肢として検討されるケースが中心です。

ただし、カスタム装着する場合には注意が必要です。車検を通すためには、165/70R12タイヤの荷重指数やタイヤ外径が法規制を満たしているかを確認しなければなりません。さらに、装着するホイールのJWLやJWL-T規格の有無、車体からのはみ出し、フェンダークリアランスなども検査の対象になります。

このように、165/70R12はかつて標準的だったサイズでありながら、現在では主にカスタム用途で活用されているという特徴があります。お乗りの車にこのタイヤサイズが適合するかどうか判断に迷う場合は、車検証に記載された情報や、年式・型式・グレードをもとに確認する必要があります。必要に応じて専門店に相談することで、安心して装着できるかどうかの判断材料が得られるでしょう。 

165/70r12のホイールセットの相場と買う際のチェックポイント

165/70R12サイズのタイヤは、軽バンや軽トラックのカスタムやインチアップで多く選ばれているサイズです。タイヤ単品だけでなく、ホイールとセットでの需要も高く、それに伴って相場や選び方に関心が集まっています。

まず、ホイールセット（タイヤ＋ホイール4本）の価格帯について触れておきましょう。新品のホイールセットでは、おおよそ25,000円〜50,000円程度が相場です。ホイールのデザインやブランド、ホワイトレターなどの特殊仕様が加わると、60,000円を超えるケースも見られます。一方で、中古品の場合は15,000円〜30,000円前後で購入可能なものが多くなっています。

続いて、タイヤ単品の価格相場について見ていきます。まず夏タイヤですが、165/70R12の新品タイヤ4本であれば、20,000円〜30,000円前後が一般的な目安です。格安ブランドを選べば1本5,000円程度から購入できます。ホイール付きの夏タイヤセットの場合、新品で30,000円〜45,000円前後の価格帯が中心となります。

冬タイヤについては、スタッドレスという特性上やや価格が上がります。単品の場合、1本6,000円〜8,000円程度が目安で、4本では24,000円〜35,000円前後が相場です。ホイール付きのスタッドレスタイヤセットは、新品でおよそ35,000円〜55,000円程度となることが多いです。ブランドによってはこれより高くなることもありますが、信頼性や性能を重視するなら検討の価値があります。

購入時の注意点として、まず確認すべきはホイールの規格と適合性です。特に軽トラ・軽バンに装着する際は、「JWL-T規格」が通っているホイールを選ぶのが基本です。これは貨物車両の安全基準に基づいたもので、車検にも関わる重要なポイントです。現行の一部車種では「JWL」でも認められるケースがありますが、検査官の判断に左右されるため、安全策として「JWL-T」を選ぶと安心です。

そのほか、オフセット、リム幅、PCD（ボルト穴の位置）、ハブ径といったホイールの基本仕様が車両と合っているかも事前に確認しましょう。合わないホイールを選ぶと、タイヤがボディからはみ出したり干渉したりして、車検に通らないばかりか走行にも支障をきたします。

中古品を検討する際は、タイヤの残溝と製造年週（DOT）を必ず確認してください。とくに冬タイヤはゴムの性能が経年劣化するため、見た目に問題がなくても5年以上経過しているものは注意が必要です。新品を選ぶ場合でも、安価な輸入タイヤと信頼性の高い国内ブランドではグリップ性能や耐久性に差がありますので、用途に応じた選択が求められます。

以上を踏まえ、165/70R12のホイールセットを選ぶ際は、見た目や価格だけでなく、安全性と適合性も重視するようにしましょう。タイヤ・ホイールは車の安全を支える重要なパーツですので、慎重な選定が快適なカーライフにつながります。 

ホワイトレタータイヤを紹介

165/70R12サイズでホワイトレター仕様のタイヤは、軽トラックや軽バンのカスタムにおいて人気の高いアイテムです。標準的なタイヤに比べて外観が大きく変わるため、アウトドアスタイルやアメリカンテイストを好むユーザーに特に支持されています。ホワイトレターはタイヤの側面に白い文字が入っており、シンプルな車両にも個性を加える視覚的効果があります。

このサイズで代表的な製品としては、「MUDSTAR RADIAL A/T（マッドスター ラジアル オールテレーン）」がよく知られています。全天候対応のオールテレーンパターンを採用しており、街乗りだけでなく多少の未舗装路にも対応できる性能を備えています。また、「WANPAKU M/T（ワンパク マッドテレーン）」のように、よりオフロード寄りのモデルも選択可能です。

ホワイトレター仕様の165/70R12タイヤの価格は、1本あたりおよそ7,000円〜9,000円が一般的です。これにホイールを組み合わせた「タイヤ＋ホイールセット」になると、4本セットで40,000円〜60,000円程度が相場となります。タイヤのブランドやホイールのデザイン、付加機能（ナット付きやバランス調整済みなど）によっても価格に差が出るため、購入前にしっかり比較検討することが大切です。

また、季節ごとのタイヤ交換を視野に入れている場合、夏用と冬用のホワイトレタータイヤの価格差にも注意が必要です。夏タイヤのホワイトレターは前述の通り比較的入手しやすく、1本あたり約7,000円から購入可能です。一方、冬タイヤでホワイトレター仕様のものはやや数が限られ、価格帯もやや高めになります。スタッドレスタイヤとしてホワイトレター仕様を選ぶ場合、1本で9,000円〜11,000円ほどになることもあり、セットで揃えると50,000円〜70,000円を見込んでおくとよいでしょう。

加えて、ホワイトレターのタイヤはその美観を保つために日常のメンテナンスも重要です。特に冬用タイヤは融雪剤などの影響で白文字部分が汚れやすいため、定期的な洗浄や保護処理を行うことで、長くきれいな状態を維持できます。

このように、165/70R12サイズのホワイトレタータイヤは、見た目と実用性を兼ね備えた魅力的な選択肢です。夏冬で使い分けを検討している方は、用途と価格のバランスを見ながら選ぶと失敗が少なくなります。タイヤ交換時にカスタム要素も取り入れたいと考えている方には、非常におすすめのアイテムです。 

165/70r13のタイヤが純正である車種一覧

165/70R13というタイヤサイズは、1990年代から2000年代前半のコンパクトカーに多く採用されていました。このサイズは外径が小さく、軽快なハンドリングや燃費性能を重視する車種に向いていたことが背景にあります。日本国内の車両を中心に見ると、軽自動車や小型のハッチバック車に標準装着されていたケースが目立ちます。

たとえば、スバル「ディアス ワゴン」や「ディアス クラシック」は、0.66Lエンジンを搭載した軽ワンボックス車で、165/70R13サイズを純正としていました。これらの車両は商用・乗用の両方で使われており、ホイールの直径を小さく抑えることで積載性や取り回しを優先した設計が特徴です。

また、ダイハツの「YRV」や「ストーリア」、トヨタの「デュエット」「スターレット」などもこのサイズを純正で採用していた代表的な車種です。これらはいずれも1.3L〜1.5Lの自然吸気エンジンを搭載し、当時のコンパクトカー市場で高い燃費性能と使い勝手を両立していたモデル群です。

他にも、日産「マーチ」やその派生モデルである「マーチBOX」、光岡自動車の「ビュート」「ユーガ」といったクラシックデザインの小型車にも同サイズが純正として使用されていました。特に光岡の車両はベースに日産車を採用しており、タイヤサイズも基本構成に準じています。

海外車では、オペル「ヴィータ（GLS1.4-16V）」が該当します。このモデルはヨーロッパ市場向けのコンパクトカーで、日本国内でも一部並行輸入車として流通していました。

このように、165/70R13は一世代前の車種に多く採用されていた実績があり、現在でも交換用としての需要は一定数存在します。古い車を維持するうえで、純正サイズに対応したタイヤ選びは安全性や走行性能に直結します。特に旧車の維持を検討している方は、タイヤの供給状況を含めて把握しておくと安心です。 

165/70r14のタイヤが純正である車種一覧

165/70R14のタイヤは、2000年代以降の小型車やコンパクトミニバンを中心に純正装着サイズとして採用されてきました。タイヤの外径が大きすぎず、乗り心地と燃費性能をバランス良く両立できるサイズとして、長年にわたり幅広いモデルに使用されています。

代表的な日本車には、トヨタ「アクア」「ヴィッツ」「パッソ」「ベルタ」などが挙げられます。これらの車種は、いずれも1.0L〜1.5Lのガソリンエンジンを搭載したFFのハッチバックやセダンで、日常使いの利便性を重視した設計が特徴です。特に「アクア」はハイブリッド専用車であり、低燃費性能を重視するなかで、165/70R14が最適なサイズとして選ばれていました。

日産では「マーチ（K12型）」がこのタイヤサイズを採用しており、FFおよび4WDの両方で適用されています。これに加えて、個性派モデルの光岡「ビュート」もベース車の構成により165/70R14を使用しています。こちらはクラシックな外観で知られるモデルですが、走行性能のバランスにも配慮されていました。

スズキの「ソリオ」も忘れてはならない存在です。MA26SやMA27S型では、FFおよび4WDともにこのサイズが標準装着となっており、街乗りとファミリーユースのどちらにも対応できるよう工夫されています。

海外メーカーでは、フォルクスワーゲンの「up!」がこのタイヤサイズを採用している点も注目すべきポイントです。軽量ボディに対して最適なグリップ力を確保するため、165/70R14が適していたと考えられます。

このように、165/70R14のタイヤは現代のコンパクトカーにとってスタンダードな選択肢であり、性能・価格・入手性のバランスが良いことから、交換時にも安心して選べるサイズです。タイヤ交換やグレードアップを検討する際には、純正採用実績のある車種から情報を得ることが、適合性や安全性の確認に役立ちます。 

165/70R12のタイヤは軽バンに装着できるのか？ポイントを総まとめ

記事のポイントをまとめます。

• 165/70R12は軽バンや軽トラに物理的に装着可能なサイズである
• 軽バンや軽トラの純正タイヤは145R12 6PRや145/80R12が主流
• 165/70R12は純正より太く外径が大きいため外観が引き締まる
• 軽トラでも165/70R12は適合条件を満たせば使用できる
• 車検通過にはロードインデックスが最大積載量と軸重をカバーしている必要がある
• JWL-T規格のホイールが望ましいがJWLでも通る事例がある
• フェンダーからのタイヤはみ出しや外径変化は不適合の原因になる
• スピードメーター誤差やタイヤ残溝も車検時のチェック対象
• 法改正により条件付きで乗用車用タイヤも軽貨物に使用可能になった
• 地域の陸運支局や検査官によって合否判断が異なることがある
• ホイールセットの購入時はJWL-Tの刻印とPCD・オフセットを要確認
• ホワイトレター仕様の165/70R12はカスタム用途で人気がある
• 165/70R13は旧型コンパクトカーや軽バンで純正採用されていた例がある
• 165/70R14は近年の小型車やミニバンで幅広く採用された実績がある
• 装着の可否だけでなく安全性と車検適合性の両立が最重要である