
タントに乗っていて、「給油口がどこ?どっち?」と迷った経験はありませんか?特にレンタカーや中古車を利用する際は、タントの給油口の開け方やレバーの場所が分からず戸惑う方も多いようです。
実は、タントは旧型と新型で給油口の開け方が異なるため、年式によって操作方法を間違えると「給油口が開かない」というトラブルにもつながります。また、タントカスタムやファンクロスなどの特別仕様車も、基本的な構造は共通ですが、見た目の違いから余計に混乱しやすくなっています。
この記事では、タントの給油口がどこにあるのか(どっち側なのか)をはじめ、給油口のレバーの場所、ボタンの有無、旧型と新型の違いまで詳しく解説しています。さらに、給油ランプが何キロで点灯するのかや、タンクの給油量はどれくらい入るのかといった実用的な情報も網羅しています。
初めてタントを運転する方でも安心して給油できるよう、分かりやすくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
タントの給油口の開け方は?レバーの場所はどこにあるのか?

- タントの給油口どこ?どっち?位置を確認
- 開け方は年式で違う
- 旧型と新型の違いとは
- 新型タントの給油口のレバーはあるのか?
- 旧型タントの給油口のレバーの場所
- 給油口が開かないときの原因と対処法
- 給油口のボタンは存在するのか
- タントのスペックを紹介
タントの給油口どこ?どっち?位置を確認新型タントの給油口のレバーはあるのか?

タントの給油口は、助手席側(車体の左側)に設置されています。これは初代モデルから最新の4代目モデルまで一貫して同じです。
多くの車種では、給油口の位置が運転席側か助手席側のどちらかに分かれていますが、タントはすべての世代で助手席側となっているため、年式による混乱は少ない車種です。
給油時に迷いやすいのは、レンタカーや中古車に初めて乗るときです。こうした場合は、車内のメーター内にある給油機マークの横にある三角印をチェックしましょう。この三角印が指している方向が給油口の位置です。
また、車の停車時にガソリンスタンドのどちら側に寄せれば良いか迷った際は、このメーター表示が非常に役立ちます。初めてのドライブや出先での給油時にも落ち着いて対応できるよう、日ごろから給油口の位置を把握しておくことをおすすめします。
特に4代目タントでは、給油口が「プッシュ式(押して開けるタイプ)」となっているため、給油口の位置とともに開け方も確認しておくと安心です。
開け方は年式で違う

タントの給油口の開け方は、年式(世代)によって異なります。主に「レバー式」と「プッシュ式」の2つの方式が存在します。
まず、初代から3代目(2003年〜2019年)までのタントでは、運転席足元にあるレバーを引くことで給油口が開く「レバー式」が採用されています。このレバーは運転席の右下付近、または少し前方にあることが多く、慣れていないと見落としやすいため注意が必要です。
一方で、2019年以降の4代目タント(現行モデル)では、従来のレバーが廃止され、給油口のフタを直接押すことで開く「プッシュ式」に変更されました。この方式では、車のドアロックが解除されていないと給油口も開かないため、スマートキーを使って解錠してから操作する必要があります。
このように、年式によって操作方法が変わるため、中古車やレンタカーでタントに初めて乗る方は、自分が乗っているモデルがどの世代なのかを確認することが大切です。車検証の「初度登録年月」や「型式」を見ることで、おおよその年式を把握できます。
なお、誤った方法で給油口を開けようとすると、フタを壊してしまう可能性もあるため、開け方に迷った場合は無理をせず取扱説明書や車両の案内を確認するようにしましょう。
旧型と新型の違いとは

タントの給油口は、旧型と新型で操作方法が大きく異なります。これは車の利便性や安全性に配慮した設計変更の一つです。
まず、旧型タント(初代〜3代目)では、運転席の足元付近に設置されたレバーを引くことで給油口が開く「レバー式」が採用されています。この方式は多くの車に採用されているため、馴染みのある操作方法といえますが、足元にあるため見落としやすく、特に初めて乗る人にとっては少しわかりづらい位置にあります。
一方で、新型タント(4代目:2019年以降)では、従来のレバーは廃止され、外から給油口のフタを軽く押すことで開く「プッシュ式」が導入されました。この方式はより直感的で、レバー操作が不要なため便利です。ただし、車のドアロックが解除されていないとフタが開かないため、スマートキーで施錠・解錠を行う必要がある点には注意が必要です。
また、外観からは操作方式の違いがわかりづらいため、中古車やカーシェアなどで使用する場合は、年式や型式を事前に確認しておくと安心です。給油口の開き方に迷った際には、無理にこじ開けようとせず、まずは車内を落ち着いて見回してみることをおすすめします。
このように、タントの給油口は世代ごとに使い方が異なるため、年式に応じた正しい操作方法を理解しておくことが大切です。
新型タントの給油口のレバーはあるのか?

新型タント(4代目・2019年以降)に乗る場合、給油口を開けるレバーが見当たらず戸惑う方が少なくありません。それもそのはずで、この世代からは従来のレバー操作が廃止されているためです。
具体的には、新型タントでは給油口は「外から押すだけ」で開くプッシュ式になっています。レバーやスイッチは一切なく、車体左側にある給油口のフタを軽く押すと、「カチッ」と音がして開く仕組みです。
ただし、ドアロックがかかったままだと開きません。スマートキーを使ってドアのロックを解除してからでないと、給油口もロックされた状態のままになります。これは防犯性を高めるための設計ですが、初めて乗る人にとっては見えない仕組みなので混乱しやすいポイントです。
なお、レバーを探し続けてしまい、時間を浪費したり、フタを無理にこじ開けようとすると破損する恐れもあります。特に旧型の操作に慣れている人ほど、つい足元のレバーを探してしまいがちなので注意が必要です。
このように、新型タントでは給油口の開け方が大きく変わっています。乗車前に年式や操作方法を確認し、慣れない場合は取扱説明書やメーターパネルのマークを参考にすることをおすすめします。
旧型タントの給油口のレバーの場所

旧型タント(初代〜3代目モデル)において、給油口を開けるには運転席足元にあるレバーを操作する必要があります。このレバーの位置は、初めて乗る方にとって見つけづらいこともあるため、事前に確認しておくとスムーズです。
レバーは主に、運転席の右下側の床付近、または右側の下部パネル付近に配置されています。座ったままでは見えにくいため、少し身を乗り出すか、下をのぞき込むようにして探すと見つかりやすくなります。
また、給油機のマークが付いた小さな黒いレバーで、引くと「カチッ」という音とともに給油口のフタが少しだけ開きます。その後、車外に出て手で開ければ、給油が可能な状態になります。
注意したいのは、レバーが奥まった場所にある場合や、マットやカバーで隠れているケースもあることです。見つからない場合は、落ち着いて足元周辺を手でなぞるように確認してみましょう。
さらに、年式やグレードによって微妙にレバー位置が異なる場合がありますので、車検証に記載された型式から対象のモデルを確認するのも一つの方法です。
このように、旧型タントでは「給油口レバー=運転席右足元」が基本ですが、慣れていない方ほど焦らず、視線と手の感覚を使って慎重に探すことが大切です。
給油口が開かないときの原因と対処法

タントの給油口が開かないときは、車両の構造や操作ミスによるトラブルが原因であることが多いです。特に新型と旧型で開け方が異なるため、正しい手順を確認することが重要です。
まず、新型タント(2019年以降)はプッシュ式が採用されており、給油口のフタを外から押すと開きます。ただし、この方式では車のドアロックが解除されていないと給油口もロックされたままになります。そのため、スマートキーやリモコンで車のロックを確実に解除してから操作してください。見た目に鍵が開いていても、センサーの不具合やリモコンの電池切れなどが影響することもあります。
一方、旧型タント(〜2019年)はレバー式で、運転席右足元にあるレバーを引かない限り、外から給油口を開けることはできません。初めて乗る方が「外から押しても開かない」と困ってしまうのは、開け方の認識が異なるためです。レバーが見つからない場合は、マットに隠れていないか確認しましょう。
他にも、給油口フタの経年劣化や凍結、異物の挟まりが原因で開かなくなるケースもあります。冬場や雨の翌日などは、パッキン部分が凍って動かなくなっていることがあるため、ぬるま湯で温めるなどの対処が有効です。
このような症状が頻繁に起きる場合は、部品の劣化やセンサー不具合が疑われるため、ディーラーや整備工場に相談するのが安全です。焦って無理にこじ開けようとすると、フタの破損やロック機構の故障につながる恐れがあります。
初めて給油する際や、久しぶりに乗る車では、開け方の確認を事前にしておくことで、こうしたトラブルを避けることができます。
給油口のボタンは存在するのか

タントには、給油口を開けるための専用ボタンは存在しません。これはすべての世代に共通している仕様です。給油口の開閉方法は、年式によって「レバー式」または「プッシュ式」のどちらかであり、いずれにもボタン操作は必要ありません。
旧型タント(初代~3代目)では、運転席足元にある機械式のレバーを引くことで給油口が開く仕組みです。このレバーは、他の装置と連動していない単純な構造のため、電気的なボタンやスイッチは不要です。
一方、新型タント(4代目以降)は、レバーを廃止し、給油口のフタを直接押して開けるプッシュ式を採用しています。このタイプもボタン操作は必要なく、ドアロックが解除されている状態であれば、軽く押すだけで給油口が開きます。
つまり、「タント 給油口 ボタン」と検索する人は、レバーやフタを見つけられずにボタン式ではないかと考えている可能性が高いです。とくにスマートキーやスタートボタンの普及により、「すべての操作が電動化されている」と誤解しやすくなっています。
このように、タントにはボタンは存在しないため、給油口の開け方を正しく知っておくことが重要です。誤って力を入れてしまうと、フタやレバーを破損させる恐れがあるため、車の年式と構造を確認してから操作するようにしましょう。
タントのスペックを紹介

タントの主なモデルとスペックを以下の表にまとめています。
車名 | グレード | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費(WLTC) | サイズ(全長×全幅×全高 mm) | タイヤサイズ | 価格(税込) | 公式サイト |
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ダイハツ タント | X | 6BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約21.2km/L | 3,395×1,475×1,755 | 155/65R14 | 約1,485,000円~ | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タント | L | 6BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約21.8km/L | 3,395×1,475×1,755 | 145/80R13 | 約1,390,000円~ | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントカスタム | X | 5BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約21.2km/L | 3,395×1,475×1,755 | 165/55R15 | 約1,745,000円~ | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントカスタム | RS | 5BA-LA660S | 660cc(ターボ) | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約20.0km/L | 3,395×1,475×1,755 | 165/55R15 | 約1,870,000円~ | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントファンクロス | ファンクロス | 5BA-LA650S | 660cc | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約20.2km/L | 3,395×1,475×1,780 | 165/60R15 | 約1,705,000円~ | DAIHATSU公式 |
ダイハツ タントファンクロス | ファンクロスターボ | 5BA-LA660S | 660cc(ターボ) | 5 | CVT | 2WD/4WD | 4 | 約19.6km/L | 3,395×1,475×1,780 | 165/60R15 | 約1,815,000円~ | DAIHATSU公式 |
タントの給油口の開け方とレバーの場所についてを深掘り

- タントカスタムの給油口の開け方の基本
- タントカスタムの給油口のレバーはどこにある?
- タントファンクロスの給油口
- 給油ランプは何キロで点灯する?
- 給油量は何リットルまで入る?
- レギュラーガソリンで大丈夫?
- ガソリン給油口の開け方に迷ったら
- タントの給油口の開け方とレバーの場所についてを総括
タントカスタムの給油口の開け方の基本

タントカスタムの給油口の開け方は、通常のタントと全く同じ仕様です。カスタムという名称が付いていますが、給油口の構造に特別な違いはありません。あくまで外観や装備の違いにとどまり、基本操作は共通です。
年式によって操作方法が異なります。2019年以前の旧型モデル(初代~3代目)では、運転席の右足元にある手動レバーを引く方式です。このレバーを引くと、車体左側にある給油口のフタが少し浮き上がります。そこを手で開けることで給油が可能になります。
一方、2019年以降の新型タントカスタム(4代目)では、レバーが廃止され、外から押すだけで開くプッシュ式に変更されています。ただし、車のドアロックがかかったままでは開かないため、まずスマートキーでドアを解錠しておく必要があります。
このように、給油口の開け方は「年式」によって左右されますが、カスタムか標準モデルかによる違いはありません。そのため、カスタムモデルに乗っているからといって、特別な操作や隠しボタンがあるわけではない点に注意してください。
初めてタントカスタムに乗る場合は、事前に車検証で「初度登録年月」や「型式」を確認し、自分の車がどの世代に該当するのか把握しておくと安心です。適切な操作を知っていれば、慌てることなくスムーズに給油を行うことができます。
タントカスタムの給油口のレバーはどこにある?

タントカスタムの給油口レバーは、車の年式によって存在する場所が異なります。特に初めて乗る方は、レバーの有無や場所に戸惑うことが多いため、年式ごとの仕様を知っておくことが大切です。
まず、旧型タントカスタム(初代〜3代目)の場合、給油口は運転席の右下、足元付近にあるレバーを引くことで開く方式です。このレバーは黒色またはグレーで、ガソリンスタンドのマークが描かれており、床近くのパネル部分に配置されていることが一般的です。足元のマットや小物で隠れてしまっているケースもあるため、見当たらないときは一度取り除いて確認してみましょう。
一方、新型タントカスタム(2019年以降の4代目モデル)には、このレバー自体が存在しません。この世代からは給油口が「プッシュ式」に変更されており、レバー操作の必要がなくなりました。給油口フタを外から軽く押すだけで開きますが、ドアロックがかかっていると開かないため、事前にロックを解除しておく必要があります。
このように、「タントカスタムの給油口レバーはどこにあるのか?」という疑問は、年式によって答えが変わるのです。特に中古車やレンタカーの場合、旧型と新型が混在しているため、まず自分の車がどのタイプかを把握するのが先決です。
給油時に焦らず対応できるよう、普段から操作方法を確認しておくことが安全で確実です。慣れていない車種に乗るときこそ、ちょっとした知識が大きな安心につながります。
タントファンクロスの給油口

タントファンクロスの給油口は、プッシュ式のシンプルな構造になっています。これは、ベースとなる4代目タント(LA650/660系)と同じ仕組みです。従来のようなレバー操作ではなく、車体外側から直接フタを押して開ける方式です。
このタイプの特徴は、運転席周辺に給油用のレバーやスイッチが存在しないことです。そのため、旧型タントに乗っていた方は「レバーが見当たらない」と戸惑うかもしれません。ですが、フタを押すだけで開く仕様は直感的で扱いやすく、無理な力をかける必要もありません。
ただし注意点もあります。それはドアロックが解除されていないとフタが開かないという点です。スマートキーやリモコンキーを使ってあらかじめドアを解錠しておきましょう。ロックされたままだとフタは押しても反応せず、開きません。
給油口の位置は、タントファンクロスも通常モデルと同様に車体左側(助手席側)にあります。給油口の右端を軽く押すと、フタが少し浮き上がるので、そのまま手で開けてキャップを外す流れです。
このように、タントファンクロスの給油口は「押すだけ」の簡単設計ですが、ドアロックとの連動機能があるため、操作前にロック状態を確認することがポイントです。慣れてしまえばとても使いやすく、無駄な手間がかからないのも大きなメリットです。
給油ランプは何キロで点灯する?

タントの給油ランプは、ガソリン残量がおおよそ4.5リットル以下になると点灯するよう設計されています。これはすべてのモデルに共通する基本的な仕様です。ただし、実際に「何キロ走ったら点灯するか」は、走行環境や燃費に左右されるため、多少のばらつきがあります。
例えば、タントの燃費はモデルによって異なりますが、一般的にWLTCモードで約20〜22km/L程度です。この燃費と残量4.5Lを基に計算すると、給油ランプが点灯してから約90〜100km前後は走行可能と見込めます。
とはいえ、渋滞やエアコン使用、急加速などが重なると燃費は大きく低下するため、「あと何キロ走れるか」を正確に予測することは困難です。特に山道や市街地走行が続くと、想定より早くガソリンが尽きる可能性もあります。
また、車種によってはメーター上のバーが1目盛りしか残っていなくても、実際には4〜5リットルの余裕があるケースがあります。しかし、これはあくまで目安であり、「メーターが1つ残っているからまだ大丈夫」という油断は危険です。
そのため、給油ランプが点灯した場合は、遅くとも50km以内には給油を済ませることを心がけてください。万が一エンストすると、燃料系統へのダメージや交通の妨げにもなりかねません。
ガソリンスタンドが見つかりにくい深夜や郊外を走る際には、給油ランプが点灯する前に給油しておくことが安全運転につながります。車にやさしく、心にも余裕を持ったドライブを楽しむためにも、早め早めの給油を意識しましょう。
給油量は何リットルまで入る?

タントのガソリン給油量は、最大で30リットル程度まで入る設計になっています。これは、取扱説明書や実際の給油記録からも確認されており、タント全モデルにおける標準的なタンク容量とされています。
しかし、常に30リットルぴったり入るとは限りません。多くの場合、給油ランプが点灯した状態から満タンにしても、22〜26リットル前後になるケースが一般的です。残りの容量はタンク内の安全マージンとして確保されているため、警告灯が点いた直後でも多少の余裕はある仕様です。
例えば、あるユーザーの記録では、警告灯が点灯したタイミングで給油したところ26.4リットル入ったとされています。このときの状況から、タンク内にはおそらく残り4リットル弱の燃料が残っていたと推定され、合計で約30リットルの容量が裏付けられました。
ただし、給油時には注意が必要です。ガソリンを限界まで注ぎすぎると、オーバーフローや燃料ポンプへの悪影響が出る可能性もあるため、給油ノズルが自動で止まった時点で満タンと判断するのが安全です。継ぎ足しを何度も行うのは避けましょう。
このように、タントの給油量は最大30リットルですが、給油のタイミングや走行状況によって実際に入る量は前後します。燃料メーターが1目盛りになったら早めに給油を心がけることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
レギュラーガソリンで大丈夫?

タントはレギュラーガソリン仕様の軽自動車なので、レギュラーガソリンでまったく問題ありません。高価なハイオクガソリンを入れる必要はなく、燃料コストを抑えながら安全に走行できるのが特徴です。
車両の取扱説明書や販売元の公式情報でも、「燃料:レギュラーガソリン」と明記されています。また、グレードが「カスタムRS」や「ターボ付き」のモデルであっても、レギュラー仕様で設計されているため、燃料の種類による使い分けは不要です。
一部のドライバーの中には、「ハイオクを入れた方がエンジンがきれいになるのでは?」と考える方もいます。しかし、タントのエンジンはレギュラー用に最適化されているため、ハイオクを入れても走行性能や燃費が向上することはほぼありません。むしろ、燃料費が上がるだけで経済的なメリットは乏しいといえます。
一方で、レギュラー指定の車に軽油を間違って入れてしまうのは重大なトラブルのもとになります。軽自動車=軽油という誤解で軽油を給油されるケースがあるため、セルフスタンドでは特に注意が必要です。軽油を入れてしまうと、エンジンが故障する恐れがあり、修理には高額な費用がかかることもあります。
このように、タントに乗っている場合は「レギュラーガソリン一択」で覚えておくのが正解です。給油時の選択に迷うことなく、安心して日常使いできる車といえるでしょう。
ガソリン給油口の開け方に迷ったら

タントのガソリン給油口が開かないときは、まず車の年式によって操作方法が異なることを思い出してください。年式によって「レバー式」と「プッシュ式」の2パターンがあり、どちらかを正しく行わないと給油口は開きません。
初代〜3代目(2003年~2019年)の旧型モデルでは、運転席の足元右側にあるレバーを引くことで給油口のフタが開きます。足元の操作に慣れていない方は、座ったままだと見つけづらいこともあるため、一度車外に出て目視確認すると見つけやすくなります。
一方、2019年以降の4代目タントではレバーが廃止され、外側からフタを軽く押す「プッシュ式」に変更されています。このタイプでは、ドアロックが解除されていないとフタが反応しないため、スマートキーで事前に解錠しておく必要があります。
それでも迷った場合は、まず運転席の足元にレバーがあるかを確認し、なければ外から押してみるという順番で試すと、年式が不明な場合でも判断しやすくなります。
また、取扱説明書や運転席横のステッカーに操作方法が書かれていることもあるので、一度確認してみましょう。レンタカーや中古車などで初めて触れる車の場合、事前にネットで型式を調べておくこともおすすめです。
このように、タントのガソリンの開け方に迷ったときは、年式ごとの仕様を参考にしながら、焦らずに確認していくことが重要です。誤って無理に開けようとすると故障の原因にもなるため、慎重に対応しましょう。
タントの給油口の開け方とレバーの場所についてを総括
記事のポイントをまとめます。
- タントの給油口は全モデル共通で助手席側に配置
- 初代〜3代目の旧型タントはレバー式を採用
- レバーは運転席右足元の下部に設置されている
- 旧型のレバーは黒色で給油機マークが目印
- レバーはマットやカバーで隠れている場合がある
- 4代目以降の新型タントはプッシュ式に変更された
- 新型は給油口フタを押すと開く仕組み
- ドアロック解除がされていないと新型の給油口は開かない
- 新型にはレバーや給油用ボタンは存在しない
- タントファンクロスやタントカスタムも同じ仕様を持つ
- 給油ランプは残量4.5L以下で点灯する設計
- タンク容量はおおよそ30リットルが上限
- 使用する燃料はすべてのモデルでレギュラーガソリン
- プッシュ式の給油口は誤ってこじ開けると破損の恐れがある
- 車検証で「初度登録年月」や型式を確認すると年式を把握できる